旭川冬まつりとは
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北海道旭川市で、毎年2月上旬に開催される冬のイベントが「旭川冬まつり」です。旭川は日本の中でも、冬に最も冷え込む厳寒の地の一つにあげられますが、その厳しい寒さ本番の2月の開催ということで、雪や氷にあかりを加え、雪と寒さを積極的に楽しむイベントとして定着し、100万人もの観光客が訪れる人気になっています。
旭川冬まつりの歴史
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1960年に第1回の「旭川冬まつり」が開催され、2019年でちょうど60回を迎えます。その間、北海道を代表する冬のイベントとして発展してきています。全国的に知名度も上がり、2006年には観客動員が80万人を超え、大雪像や花火など多彩なプログラムが人気の現在では、毎年100万人近くが訪れるようになっています。この数字は北海道では、札幌雪まつりに次ぐ大規模なものになります。
旭川冬まつりの日程
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2019年の第60回「旭川冬まつり」は2月6日から2月11日までの6日間の日程で開催されることになっています。メイン会場の旭橋河畔会場を中心に毎日9:00から21:00まで（最終日は20:00まで）の時間帯で実施されますが、旭川が誇る旭山動物園も会場の一つになり、期間中は一層賑わいを増します。2月6日初日の正午からは、メイン会場のステージイベントとしてオープニングセレモニーが行われます。
旭川冬まつりの会場
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2019年「旭川冬まつり」の会場は、JR旭川駅の北方、石狩川の河畔に位置する旭橋河畔会場がメイン会場となっっています。また、旭川駅から北へ伸びるが平和通買物公園会場になり、旭山動物園も期間中は雪あかりの動物園として、まつりの一端を担います。さらに旭川の街では、到るところにライトアップが施される雪あかりのイベントも実施されています。
旭橋河畔会場
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「旭川冬まつり」のメイン会場となる旭橋河畔会場では、まつりのメインとなる大雪像の展示が行われます。その迫力のある大きさに圧倒されると同時に、芸術的にも見事な表現に感動します。大雪像以外にも多くの雪像が登場します。
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さらに、旭橋河畔会場では冬のワンダーランドと称して、まさに冬ならではの数々のアクティビティイベントが実施され、特に雪のすべり台や雪の巨大迷路は無料で利用でき、子どもたちに大人気です。また、地元を中心にしたお店約30店が出店する冬マルシェでは、ご当地グルメのしょうゆ焼きそばなどを楽しめますので、温かい食べ物や飲み物で暖を取りましょう。
平和通買物公園会場
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JR旭川駅から北へ向かって、約1km続く歩行者天国の商店街が平和通買物公園で、ここが「旭川冬まつり」の平和通買物公園会場になります。こちらでは、氷彫刻による氷像の展示が行われますが、この氷像展示は、氷彫刻世界大会を兼ねているという国際的なイベントでもあるのです。日本ではここだけで実施される公式の国際大会です。
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2019年の大会は2月6日19:00から2月8日11:00まで約40時間にわたり競技が実施され、完成後は「旭川冬まつり」の終了まで、それらの作品が展示されます。氷職人が技を競う氷彫刻の数々は、実に精巧な作りで見事と言うほかなく、夜になるとライトアップされるため、幻想的に美しく輝く氷の彫刻を鑑賞できます。
旭山動物園
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日本国内最北の動物園として知られる旭山動物園では「旭川冬まつり」期間中、同時開催イベントとして「雪あかりの動物園」が実施され、園内に飾り付けられた多数のアイスキャンドルが雰囲気を盛り上げています。寒い中にも心和む暖かさを感じることができますが、期間中は開園時間が20:30まで延長され、普段は見ることのできない夜の動物園が楽しめます。
旭川へのアクセス
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まず、会場近くのJR旭川駅へのアクセスを紹介します。札幌から30分おきに運転される特急ライラックが便利で、所要約1時間30分で着きます。新千歳空港からの場合は、JR新千歳空港駅から札幌まで快速電車を利用し、ライラック号へ乗り継ぐとトータル約2時間10分の所要です。旭川空港からは空港連絡バスで約40分の所要になります。そして、旭川駅からメイン会場へは無料のシャトルバスを利用できます。
旭川冬まつり会場へのシャトルバス
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次にJR旭川駅からメイン会場へのシャトルバスの紹介です。例年、旭川駅前と旭橋河畔会場の間を、無料のシャトルバスが運行されます。30分間隔で運行され、会場までは約20分の所要で着きます。シャトルバス以外に通常の路線バスも利用でき、この場合は末広、春光方面行きバスで常磐公園前で下車、会場まで徒歩4分になります。また、旭山動物園とメイン会場との間にもシャトルバスが2時間間隔で運行され、所要45分とこちらも便利です。なお、動物園発最終便は旭川駅行きになります。
旭川冬まつり：大雪像
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メイン会場の旭橋河畔会場で展示されるのが「旭川冬まつり」の主役とも言うべき大雪像ですが、この大雪像、過去に色々なデザインの雪像が作られましたが、1987年の「ガリバー城」と1994年の韓国の姉妹都市水原市の世界遺産「華城」の大雪像は、当時の世界最大の雪造建造物と認定され、ギネスにも登録されました。そのような世界最大規模の雪像を見ることができるのです。
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そして、2019年のメイン雪像は、市内在住のデザイナーの手による旭川冬まつり60周年を記念したデザインで、雪像制作に関わる自衛隊ゆかりの建物である現在の旭川市彫刻美術館と第1回の冬まつりで作られた名古屋城を組み合わせたものになります。幅140m、奥行き40m、高さ20mの巨大雪像が今年も出現します。他のバルコニー雪像なども含めて、2019年の雪像も大いに楽しめることまちがいなしです。夜のライトアップでも一段と美しく輝きます。
旭川冬まつり：アクティビティイベント
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同じくメイン会場で人気なのが、各種アクティビティイベントです。中でも一番の人気は雪で作られた巨大すべり台で、無料で利用できる事もあリ、子どもたちには最高のイベントです。長さ100mのすべり台はスキーのジャンプ台のようですが、傾斜はさすがにそれほどありません。それでも、かなりのスピードですべるので迫力は十分です。他に無料のイベントしては雪の巨大迷路もあります。
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一方、有料になりますが、雪上をスノーボートで走るスノーバナナ、大きな透明ボールの中に入って坂道を転がるゾープボール、会場内を回る乗馬体験の引き馬などのイベントも揃っており、子供も大人も楽しむことができるプログラムになっています。
旭川冬まつり：特設ステージとゲスト
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さらに、メイン会場でのイベントとしておなじみなのが、雪像をバックにした特設ステージでのプログラムです。期間中を通して、毎日演奏やパフォーマンスなどが目白押しですが、中でも、ミュージシャンやお笑い芸人の特別ゲストを招いてのプログラムは注目の的になっています。2019年のゲストは、2月9日の正午からの出演で、人気のお笑い芸人「ANZEN漫才」、そして若者に人気のシンガーソングライター足立佳奈が登場する予定になっています。
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この特設ステージでのプログラムで、毎年もう一つ注目されるのが、音と光にプロジェクター映像を加えた、プロジェクションマッピングです。雪像をバックにしているので、その雪像の色が変化する美しい雪と光の祭典が、通常毎日のフィナーレイベントとして実施されます。
旭川冬まつり：花火打ち上げ
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さらに、プロジェクトマッピングに華を添えるように、音と光の演出を加えるのが打ち上げ花火です。そのコラボが本当に美しく感動的で、せっかく「旭川冬まつり」に来たからには、この花火の打ち上げを見ないのはもったいないという感じです。雪の中の花火は、夏の花火とはまた違った美しさがあります。
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例年、この花火の打ち上げは、期間中の初日と土曜、日曜そして最終日の19:00から実施されていますので、2019年もその日程で行われると、2月6日、9日、10日、11日の4日間ということになります。ぜひ、お見逃しのないようにしてください。
まとめ
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北海道を代表する冬のイベントである「旭川冬まつり」について、開催日程や会場、アクセス方法やシャトルバス情報などを、会場ごとのイベント情報と合わせて紹介しました。毎年注目される、大雪像のデザインや特設ステージでのゲスト情報も取りあげましたので、ぜひこれらの情報を参考に「旭川冬まつり」にお出かけください。
