フィリピン・マニラってどんなとこ?
6つの都市と12の町により構成されているマニラ首都圏は南シナ海にあるマニラ湾に位置し、街にはスペイン植民地時代の建築物とモダンな超高層ビルが混在しています。マニラの人気の観光地は、イントラムロスと呼ばれる城塞エリアです。スペイン植民地時代の首都であったイントラムロスには、かつて遺産が今でも残っており、街中に立ち並ぶ博物館やお店、公園、教会はぜひとも見て回りたいポイントになっています。
また、日本と違って治安はあまり良いとは言えないため、特にスリなど、人が多く集まる場所での観光の際はくれぐれも注意してくださいね。それでは、マニラのおすすめ観光スポットを見ていきましょう。
通貨と為替レート
単位はフィリピン・ペソ(P)。補助通貨はセンタボ(¢)。P1=100¢。
2018年3月現在:1フィリピン・ペソ=2,03円
フィリピン・マニラ観光スポットその1:Intramuros(イントラムロス)
マニラで一番観光客に人気の城塞エリア。街の周りは厚く高い壁に囲まれており、城塞内に学校やレストラン、教会など見どころ満載の観光名所が集まっている。マニラに来たなら絶対に立ち寄りたい定番の観光スポット。
1571年に初代総督レガスピが外敵の侵入を防ぐために建造した城砦都市跡がイントラムロス。外壁が全長4.5km、内面積約64haのイントラムロスはスペイン語で「壁に囲われた街」という意味で、城壁内には、総督官邸をはじめ病院、大学、教会、修道院などが立ち並び、それらはスペイン文化の影響を受けたロマネスク風建築であった。そのほとんどは度重なる戦争で破壊されたが、戦後から徐々に修復、再現され、スペイン統治時代の面影をいまに色濃く残す地区として、多くの観光客を集めている。
キタワァ*・゚・*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゚・* !!!!! (@ Intramuros in Manila, City of Manila) https://t.co/QBc25o7rAr pic.twitter.com/2ZsxjFCMrl
— JUN@うどん (@holga) May 29, 2016
住所:Intramuros, Manila City
アクセス
営業時間:24時間(各施設によって営業時間は異なります)
フィリピン・マニラ観光スポットその2:San Agustin Church(サンオーガスティン教会)
フィリピン最古の石造りの教会で、マニラで唯一の世界遺産。バロック様式のまるでヨーロッパかと思うような大聖堂はとても広く、荘厳な壁画や祭壇は見ごたえがあります。2階にはパイプオルガンもあり、日曜日の礼拝の際に演奏されます。2階の回廊はヨーロッパ特有の石積が独特の雰囲気があり、多くの観光客が訪れる大人気観光スポットです。
イントラムロス内にあるフィリピン最古のバロック様式の石造教会。戦争や地震による破壊を免れ現在に当時の姿を残している。創建は1587年で、基礎工事から完成までに20年を要したといわれている。14ある礼拝堂はそれぞれの天井にイコンが描かれ、当時のシャンデリアやステンドグラスが残っている。古い修道院を利用した博物館も併設されている。
マニラにも #世界遺産 があることをご存知ですか?旧市街・イントラムロスの中にあるサンオーガスティン教会は思った以上に見応えがあります。#Philippines #Manila #フィリピン #マニラ pic.twitter.com/fmeEJKfv3Q
— Luxe Hotel Report (@LuxeHotelReport) March 27, 2017
アクセス
住所:Gen. Luna St., Cor.Real St., Intramuros
営業時間:8:00~12:00、13:00~17:00
料金:P200
フィリピン・マニラ観光スポットその3:Fort Santiago(サンチャゴ要塞)
イントラムロスの北西の一番端に位置するサンチャゴ要塞。かつてはこの城壁都市の中で、戦略上最も重要な場所としての役割を果たしていたそうです。この中にはRizal Shrine(リサール記念館)もあり、記念館内には「ホセ・リサール」というフィリピン独立運動の英雄が使っていた机や服、絵画などが展示されています。記念館の出口から要塞の上まで歩けるようになっていて、散歩に最適のスポットです。
1571年から150年もの年月を費やして作られた、イントラムロス北西に残る要塞跡でマニラ湾の動向が容易に視認できる位置に築かれている。スペイン統治以前も外敵を防ぐ重要な砦であったが、スペイン時代に本格的な軍事要塞として補強された。アメリカ統治時代には軍司令部、第二次大戦中は日本憲兵隊本部が置かれ、地下には捕虜収容所となっていた地下牢の跡も残っている。
マニラのサンチャゴ要塞に行って来ました!
— おしんこ侍 (@GASAQ1025) January 20, 2018
修復の雑さが却ってリアリティーを出してます😳 pic.twitter.com/xzXuNkox2i
アクセス
住所:Gen. Luna St., Intramuros
営業時間:8:00~18:00
料金:大人P75、学生・子供P50
フィリピン・マニラ観光スポットその4:Manila Cathedral(マニラ大聖堂)
ロマネスク風の建物で、ドーム状の屋根とその横に建つベル・タワーが特徴の外観。聖堂の中は広く、とても厳かな雰囲気があり、特にフィリピンの芸術家がデザインしたというステンドグラスは見ものです。また、前方にあるオランダ製のパイプオルガンは、4500本のパイプをもつ大きさで、アジアで最大のパイプオルガンとも言われています。
マニラ大司教が本拠を置いており、マニラで最も重要な教会とされる。1581年に竹で創建されて以降、台風や地震、戦争などで、破壊と再建を繰り返し、現在あるのは1958年に再建された6代目。その再建に関してはバチカンからの援助があったといわれている。彫刻やステンドグラスの美しさも一見の価値があるが、中でも見逃せないのがアジア最大といわれるパイプオルガン。ローマ広場に面し、ベルタワーはイントラムロスのランドマーク的存在。
2/24 マニラ大聖堂
— Josei (@Cbyht0911) February 26, 2018
僕はキリシタンでは無いですが、神聖な雰囲気に心奪われました。 pic.twitter.com/oaCdZG88Bs
アクセス
住所:Cebildo Cor.Beaterio, Iutramuros
営業時間:6:00~17:30
料金:無料(寄付)
フィリピン・マニラ観光スポットその5:Casa Manila(カーサ・マニラ博物館)
石畳のルナ通りを挟んで、サンオーガスティン教会の向い側にあるカーサ・マニラ博物館。ここは昔のスペイン人のお屋敷を再利用した博物館となっていて、スペイン統治時代の豪華な装飾の調度品や家具が展示されています。またスペイン風の中庭も見事で、ちょっとしたヨーロッパ観光気分も味わえますよ。
イントラムロス内に残る19世紀のコロニアルスタイルの石造の家で、内部にはスペイン統治時代の家具などが置かれ、当時の生活文化を紹介する博物館として解放されている。敷地内には2つのパティオがあり、当時の特権階級の豪華な暮らしぶりをかいまみることができる。
カーサマニラ博物館
— もち@留学用 (@mmooti_trip) November 5, 2017
19世紀のスペイン統治下の上流階級の邸宅を公開した博物館
入場料75ペソ?くらい
ここに住みたい!!ってなるくらい建築が良かった
めちゃめちゃ可愛い pic.twitter.com/bw2hzHYqE1
アクセス
住所:Gen. Luna St., Intramuros
営業時間:火~日9:00~17:45(休館日:月・祝)
料金:大人P75、学生・子供P50
フィリピン・マニラ観光スポットその6:San Sebastian Church(サンセバスチャン教会)
Legarda Sta.(レガルダ駅)の近くに建つ、鉄骨を使用して造られた教会。中は非常に天井が高く、フランス製のステンドグラスや吊り下げられたシャンデリアなど色合いがとても綺麗です。特徴的な水色の外観がフィリピンにいることを忘れさせるような観光スポットです。
メンジョーラ通りにある鉄製の教会。1621年の建立。鉄骨づくりの教会はアジアで最初、世界でも2番目に古いといわれている。鉄骨はベルギー製で、フランス製のステンドグラスとともに6隻の船で運ばれた。
マニラのサンセバスチャン教会
— もち@留学用 (@mmooti_trip) February 3, 2018
執事みたいな名前だけあって凄え厳か綺麗
今日は結婚式やってたんだけど、アメリカ人でレースのシャツを着たイケメンが多かった(眼福 pic.twitter.com/Mwl3PP0dr8
アクセス
住所:R. Hidalgo St., Quiapo
営業時間:月~土6:00~12:00、13:00~19:00 / 日6:00~21:00
料金:無料(寄付)
フィリピン・マニラ観光スポットその7:Quiapo Church(キアポ教会)
等身大の木製のキリスト像、「ブラックナザレ」が有名なローマカトリックの教会。内装はいたってシンプルなのですが、重厚なローブをまとい、つま先を立てて正座した姿勢で十字架を背負ったブラックナザレは迫力満点です。
パシグ川の北のキアポ地区の中心に位置しケソン通りに面している。この教会には17世紀にスペイン人がメキシコから運んだ「ブラック・ナザレ」といわれる巨大な黒い十字架とキリスト像がある。毎年1月9日は「ブラック・ナザレの祭り」で十字架が山車に乗せられ町を練り歩き、周辺は大変なにぎわいとなる。1582年建築当初は竹とニッパヤシでできていた。
マニラをひたすら歩く キアポ教会周辺 pic.twitter.com/iNvm4LLSPV
— Kitaml Tetsuya (@kitamitetsuya) December 6, 2015
アクセス
住所:A. Mendoza, Quiapo
営業時間:24時間
料金:無料
フィリピン・マニラ観光スポットその8:Binondo Church(ビノンド教会)
チャイナタウンを代表する教会で、古めかしい外装が何ともエキゾティック。天井を覆う壮大な絵画や歴史を感じさせる美しいステンドグラスは一見の価値あり!キアポ教会とも近いので、合わせて訪れてみましょう。
チャイナタウンの門の近くに立つ石造りの教会。1596年スペインのコロニアル様式で建てられたが、第二時世界大戦で大きな被害を受け修復が終わったのが1972年。右側の八角形の建物だけが建築当初のもの。
僕のお気に入りの場所、フィリピンの中華街「ビノンド地区」にあるバロック様式のビノンド教会 pic.twitter.com/6jArvZ7Xqd
— 本田耕平 (@pasyal14344) May 8, 2013
アクセス
住所:Claro M. Recto Avenue and Avenida Rizal
営業時間:24時間
料金:無料
フィリピン・マニラ観光スポットその9:168ショッピングモール
チャイナタウンの近くにあるローカルショッピングセンター。露店が密集しているようなイメージで全ての商品が激安!お買い物の際には値段交渉もできますので、お気に入りを見つけたら値引きしてもらえるように交渉してみましょう。ただし、この周辺は治安があまり良くないので、スリなどにはくれぐれも注意してください。
洋服や雑貨など、安くてかわいい掘り出し物がたくさん見つかるかも?
アクセス
住所:Sta. Elena St, Binondo
営業時間:7:00~20:00
フィリピン・マニラ観光スポットその10:SM City Manila(SM シティーマニラ)
巨大ショッピングモールや高級ホテルが立ち並ぶエリアにある定番のショッピングモールです。大きなスーパーマーケットやフードコートはもちろん、地元の民芸品を扱うお店なども充実しているので、自分へのご褒美やお友達へのお土産探しなどに大活躍です。
オシャレな雑貨もたくさんあって、お土産選びも楽しいです。
例えば、貝殻で作られた写真たてや、レースが施されているコースターなどはフィリピンらしい雑貨です。
特にコースターはかさばらないので、少し多めに買って帰ることができます。清涼感があり、どんなインテリアにも馴染むデザインなので喜ばれそうです。
SMcityの中に入っているスーパーマーケットではフィリピンらしい食料品を買うことができます。
特に、「growers」のピーナッツ(ガーリック味)はガーリック風味が絶妙で一度食べだすと止まりません。ビールのおつまみとしても喜ばれるお土産です。
可愛らしいパッケージのものも多いので、気になったものは買って帰って試してみるのもいいですね。
アクセス
住所:San Marcelino, Ermita
営業時間:10:00~21:00
フィリピン・マニラ観光スポットその11:Rizal Park(リサール公園)
独立運動の英雄、ホセ・リサールの記念碑のある広い公園。夕方には園内の噴水が綺麗にライトアップされ、一気にロマンチックな雰囲気になりますよ。観光客だけでなく、地元の人々にも愛される憩いのスポットです。
レインボーに輝く噴水はまさに必見!
マニラの中心部に位置する、緑豊かな公園で、その名はフィリピン独立運動の指導者、ホセ・リサールに由来している。総面積は58万km2もあり、敷地内には池や子供の遊園地施設、さらに日本庭園もある。公園東端はアグリフィナ・サークルと呼ばれ、政府観光省、財務省、少し離れてマニラ水族館があり、西はマニラ湾まで続いていて、湾に沈む夕日が美しいことでも有名。
散歩してるのはリサール公園。こんな朝早くから多くの人がバドミントンやったりバレーやったりしてる。日本庭園もあるみたいだけど改装中で入れなかった。 pic.twitter.com/v5u1SZ8YEI
— 🏮🍡🎎ひなつき祭り🎎🍡🏮 (@Natuki_800) December 10, 2017
アクセス
住所:Ermita, Manila
営業時間:24時間
料金:無料(一部施設を除く)
フィリピン・マニラ観光スポットその12:マニラ湾
世界三大夕日のひとつと称されるマニラ湾の夕日は必ず訪れたい絶景ポイント。この夕日を見るためにわざわざ足を運びたくなるほどの美しさなので、マニラに滞在するなら是非とも見に行きましょう。
マニラ湾に沈む夕陽を見ながら飲んでます。生きていて良かった。次は彼女と来よう。 pic.twitter.com/ffz7WHSI1k
— 原 貫太 Kanta Hara (@kantahara) March 3, 2018
アクセス
住所:Roxas Blvd
フィリピン・マニラ観光スポットその11:タガイタイ
マニラ市内の観光も楽しいですが、日帰りでちょっと遠出旅行をしたいと考えている人にオススメの場所はタガイタイです。
タガイタイはマニラ市内から車で2時間以内で行ける場所にあります。2時間は長すぎる!と考える人もいるかもしれませんが、マニラ市内の交通事情はあまり良くなくいつも渋滞に巻き困ると言うハプニングが!
それで、少し遠出をしてタガイタイに行った方が以外と早く目的地へ到着しスムーズに観光できることもあるんです。
タガイタイまでの道のりは、パイナップル畑が広がっていたりとフィリピンらしい景色を楽しむことができます。青い空に緑のパイナップル畑が生えて大絶景です。
タガイタイは高度が高い場所に位置しているため、気温が低くフィリピンの避暑地になっています。高層マンションが建ちフィリピンのセレブたちの別荘にもなっています。
タガイタイの中でも一番有名な景色がこちら!タール湖です!このタール湖は火山の噴火によって出来上がったくぼみに水が溜まりできたカルデラ湖ですが、湖の中に島が浮かんでいでいます。
そしてよーく見るとこのカルデラはいくつかの層に分かれていて、二重カルデラと言う構造になっています。そしてそこにも水が溜まっているので世界でも珍しい「二重カルデラ、二重カルデラ湖」なんです。
タール湖を囲むようにしてタガイタイの街が出来上がっているため、どこに行ってもカルデラ湖の絶景を楽しむことができます。
例えばカルデラ湖の絶景を眺めながら食事をすることができるレストランやカフェが!絶景を楽しみながら一休みするのもいいですね。
タガイタイは観光地として有名ですが、コーヒー豆の栽培としても有名な街です。住宅街へ入ると家の前でコーヒー豆を乾燥させている光景を目にすることができます。
そして、タガイタイの市場へ行くとコーヒー豆が売られていて、地元の人は気軽にコーヒー豆を買っていました。新鮮なコーヒー豆を現地で買うことができるので、コーヒー豆付きの人にはオススメのスポットです。
もちろんマニラ市内でもタガイタイ産のコーヒー豆は売られているのでお土産に買って帰ることもできます。
最後に
歴史的建築物に囲まれた異国情緒あふれるマニラ。定番の観光スポットからショッピングモールなど、見どころ満載です。次のお休みはアジアンリゾートとはまた違ったディープなアジアンシティを満喫してみませんか?