佐賀県神埼郡にある、国の特別史跡に指定されているスポットです。吉野ヶ里駅からは徒歩約15分ほどです。約50haの広大な敷地には、1986年に発掘された弥生時代の環濠集落跡や池、水田、祭壇、墓などさまざまなエリアがあり、それらを巡りながら古代のロマンを感じることができます。園内ではバスが循環しているのでうまく利用しながら巡って行きましょう。

南内郭にある高さ約12mの物見櫓からは全体が見渡せ当時にタイムスリップしたような気分になれます。集落の中でとくに神聖な場所とされる北内郭には大きな祭壇、北墳丘墓は約2100年前の王たちが眠る場所です。効率の良い巡り方は、東口の歴史公園センターからスタートし、南内郭～北内郭～北墳丘墓と巡り、最後に南のムラという順番がおすすめです。

博多8:12発（鹿児島本線区間快速荒尾行き）⇒鳥栖8:44着（長崎本線肥前山口行き）8:48発⇒吉野ヶ里公園9:03着⇒メインゲートまで徒歩15分

長崎県佐世保市にある日本最大級のテーマパークです。敷地は東京ディズニーリゾートの約1.5倍の約152万㎡。敷地内には1年を通して美しい花々が咲き誇り、子どもから大人まで楽しめるさまざまなイベントやアトラクションがあります。また、夜のイルミネーションは大きな見どころです。

また、パーク内には多数のレストランやカフェが点在しており、バーガーハウスでは名物「佐世保バーガー」がいただけ、マイナス10℃の世界が体験できる「フラワーアイスカフェ」も人気です。アンカーズラウンジの「チーズティー」は、クリームチーズを使用したクリームとウーロン茶のコラボが絶妙な美味しさで、冬はホットでいただくのが人気です。

吉野ヶ里公園11:12発（長崎本線・肥前浜行き）肥前山口11:38着（佐世保線・早岐行き）11:44発⇒早岐12:33着（大村線・快速長崎行き）13:25発⇒ハウステンボス13:31着

もしくは、ハウステンボスだけに絞るのであれば、博多6:28（鹿児島本線・熊本行き）鳥栖7:16着（長崎本線・肥前山口行き）7:18発⇒肥前山口8:02着（佐世保線・早岐行き）8:13発⇒早岐9:01着（大村線・快速長崎行き）9:33発⇒ハウステンボス9:38着

長崎県長崎市の標高333mの山で、展望台は人気の夜景スポットです。日本三大夜景、日本新三大夜景、世界新三大夜景の三冠に輝くこの絶景は、ロープウェイで山頂へ行くのがおすすめです。有名デザイナーによってリニューアルしたロープウェイのゴンドラは、空から舞い降りるしずくをイメージしたもので、さまざまな工夫がこらしてありドラマチックな空中散歩が楽しめます。

ゴンドラの窓は天井部分まで広がっているため、稲佐山と一体になった気分になれ、雄大な自然に包まれるような感動があります。ゴンドラは星のしずく、月のしずくの2種類。ロープウェイ乗り場までは長崎駅前からバスに乗り、約7分で「ロープウェイ前」バス停に到着します。

夕暮れ時を目指して幾つか時間帯があります。

1. ハウステンボス15:30⇒（快速・長崎行き）長崎17:14
2. ハウステンボス16:46⇒（快速・長崎行き）長崎18:18
3. ハウステンボス17:44⇒（快速・長崎行き）長崎19:22

稲佐山からの夜景はあまりに人気になってしまいましたので、ロープウェイ乗り場までのバスも、ロープウェイも大渋滞になってしまいます。

ただ、団体でくる人は夜になってからが大半なので、日が暮れるまでに上って、人が一気に押し寄せてきはじめたらサッと下りるのが賢明でしょう。

どうしても夜しか時間が取れない場合は夜景見学ツアーがあるので、そちらを使えばホテルから展望台まで渋滞知らずで行けるのでおすすめです。

JR鹿児島本線玉名駅下車し、タクシーで約5分ほどのところにあります。皇円大菩薩様をご本尊とする真言律宗のお寺で、「願いを叶える寺」として知られています。直径2.88m、重さ37.5t、高さ4.55mの大梵鐘「飛龍の鐘」は世界一の大きさで、京都の鋳造所から困難な道を越え一夜にして運べたことは奇跡といわれています。

この鐘を衝くことにより願いが叶うとされ、これまで多くの参拝客が訪れています。大梵鐘祈願はいつでも、誰でも僧侶が一緒に衝いてくれるため気軽に社務所へ声を掛けてみましょう。大梵鐘祈願は1人5,000円となっています。また、青森ヒバで造られた高さ35ｍの美しい五重塔も見どころです。

長崎6:39発（長崎本線・肥前山口行き）⇒肥前山口8:29着（長崎本線・鳥栖行き）8:49発⇒鳥栖9:35着（鹿児島本線・八代行き）10:07発⇒玉名11:03着

タクシーの他、玉名駅からバス有り（1時間に1本程度・築地公民館下車・徒歩5分）

熊本の観光名所の定番でもある「熊本城」は、熊本の市電で来ることができます。400年以上も前に加藤清正によって築城され、平成28年の震災により被害を受けた箇所を修復中です。それでもこの歴史ある偉大な城は、悠然と立っており、時代を超えて人々を魅了しています。

当時のままじっかりと残っている、忍者さえ登れないという武者返しの石垣も見つけてみましょう。また桜の馬場城彩苑にて、出陣している「熊本城おもてなし武将隊」と出会えることもあります。

玉名12:52発（鹿児島本線・熊本行き）⇒熊本13:21等、概ね30分に1本の割合であります。

熊本駅からの路面電車は数分間隔で発車（花畑町まで170円）、熊本駅の他、上熊本駅からも同運賃で乗車出来ます。

熊本城のすぐそばにあり、城の歴史や文化、グルメを堪能できる人気の観光スポットです。ここでは熊本城の魅力を深く知ることができるバーチャル映像や、 桜の小路にある23のショップで特産品の買い物や名物を味わうことができます。

敷地内にある五木屋本舗は「山うにとうふ」が有名で、大豆から作られていながら「うに」のような味わいが特徴です。「とうふアイス」も人気メニューなのでぜひいただいてみてはいかがでしょうか。また、和食「櫻道」では馬肉、団子汁、高菜飯が並ぶ熊本の郷土料理を一度に堪能できる「大阿蘇鶏団子汁御膳」が評判です。

かつての鹿児島本線は肥薩おれんじ鉄道になって青春18きっぷでは利用出来なくなってしまったので、九州一周をするには、肥薩線経由となります。

本数が非常に少ないので、ルートも限られますが、車窓は日本三大車窓と呼ばれる場所を通ったり、スイッチバックやループ線のある区間で見どころたっぷりです。

行けるルートはこの１本のみで、いさぶろう１号は座席指定券（５２０円）が別途必要になります。

熊本5:59発（鹿児島本線・八代行き）⇒八代6:38（肥薩線・人吉行き）6:58発⇒人吉8:12着（肥薩線・吉松行きいさぶろう1号）10:08発⇒吉松11:21着（肥薩線・隼人行き）12:29発⇒隼人13:20着（日豊本線・都城行き）13:47発⇒霧島神宮駅14:08着（バス・いわさきホテル行き）15:21発⇒霧島神宮15:34着

時間短縮を図るのであれば、熊本～人吉を走る特急列車や吉松～鹿児島中央を走る特急列車に別途乗車券・特急券を購入していけば可能になります。

人吉駅で時間があるので、球磨川の景色を眺めたりしながら古い街並みを歩いてみるのも良いでしょう。

JR日豊本線霧島神宮駅からバスで約15分、天孫降臨の地霧島にある由緒ある神社です。創建は6世紀、「ニニギノミコト」が祀られており、朱塗りの荘厳な社殿は国の重要文化財に指定されています。パワースポットである霧島の中でも最強のパワーを秘めているのがこの神社です。

境内に立つ樹齢800年のご神木の杉は、南九州の杉の祖先であり、この地のパワースポットの源といわれています。心の癒し、病気の回復力の向上、精神や肉体の強化などさまざま力を与えてくれます。手水舎は名大工として語り継がれる「岩永三五郎」作。ここで全てを清め心新たにしましょう。君が代にある「さざれ石」も置かれています。

霧島神宮17:18発（バス・国分駅行き★但し土日は運休につきタクシー利用）⇒霧島神宮駅17:31着（日豊本線・都城行き）17:40発⇒西都城18:13着（日豊本線・宮崎行き）18:21発⇒宮崎19:22着

宮崎からＪＲ日南線を利用して飫肥まで行き、徒歩２０分ほどで飫肥城をはじめとする小京都の街並みを見る事が出来ます。外務大臣小村寿太郎の故郷としても知られています。

飫肥城の立派な作りは、過去に重要拠点として位置づけられていたことを物語っています。

また、飫肥の卵焼きはプリンと間違えるような食感と甘さがあるので、是非食べてもらいたいものです。店頭で販売しているところも多く、店によっての個性もあるので、食べ比べしてみるのも良いでしょう。

ここからバスに乗車して、鵜戸神宮とサンメッセ日南を目指します。

宮崎9:08発（日南線・油津行き）⇒10:19飫肥駅着＜観光＞飫肥城下バス停12:40（バス・宮崎行き）⇒鵜戸神宮13:22着（観光）14:32発（バス・宮崎行き）⇒サンメッセ日南バス停14:37着

鵜戸神宮は出産にちなんだものが多く残されており、亀石と呼ばれる背中の窪みに「運石」を投げ入れると願いが叶うという言い伝えが残されています。

また、巨大な洗濯板のような千畳敷奇岩を見ることが出来ます。

7体のモアイ像で有名な宮崎県日南市にある観光施設「サンメッセ日南」。宮崎駅前バスセンターから日南行きバスで約1時間20分です。7体のモアイ像はイースター島の許可を受けて復元されており、自分が希望するパワーを持ったモアイ像に触れると願いが叶うといわれています。

海に向かってブランコを漕げるのはここだけではないでしょうか。海と一体になれたような気分を味わえます。モアイ岬の牧場には約10種類の動物が暮らしており自由に触れ合うことができます。そして一番の楽しみは、レストランでグルメを味わうこと。名物「チキン南蛮」の他、「地頭鶏親子丼」や季節限定メニューが満載です。

サンメッセ日南15:31発（バス・宮崎行き）⇒青島バス停16:02（徒歩でＪＲ青島駅へ・青島の奇岩も見られます）青島駅17:12発（日南線・宮崎行き）⇒南宮崎17:37着（日豊本線・延岡行き）17:40発⇒延岡19:09着（日豊本線・佐伯行き）19:33発⇒佐伯20:43着（日豊本線・大分行き）21:13発⇒大分22:44着

大分から別府は普通列車で１２分ほど。大分8:45発⇒（日豊本線・亀川行き）別府8:57着。前日の内に大分へきたのは、延岡～佐伯の間の普通列車が朝１本、夜１本しかない為です。朝の電車ですと別府の定期観光バスには間に合いません。

最終日は別府の地獄めぐりです。「海地獄」「血の池地獄」「龍巻地獄」「白池地獄」4つの国指定名勝と「鬼石坊主地獄」「鬼山地獄」「かまど地獄」。これらの価値の高い泉源を巡るには定期観光バスが便利です。

別府駅を9:20に出て、上記７つの地獄をめぐって14:00に戻ってきます。

最後に門司港駅です。2019年3月にリニューアルされ、当時の姿に復元してより一層門司港レトロの象徴的建物となっています。

夜の門司港を歩いてみるのもロマンティックでしょう。焼きカレーをはじめとするグルメスポットもたくさんあります。

別府15:23発（日豊本線・中津行き）中津16:42着（日豊本線・門司港行き）16:49発⇒門司港18:11着＜観光・食事等＞門司港20:21発（鹿児島本線・快速荒尾行き）⇒博多21:46着

いかがでしたでしょうか。青春18きっぷで行く九州一周の旅をご紹介しました。青春18きっぷは5回分ですが、1日何度でも乗り降りができるので、気になった先でちょっと途中下車しその土地にふれてみるのも素敵な旅ではないでしょうか。青春18きっぷで気ままに自由に素敵な九州の旅を満喫しましょう。