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サウジアラビア

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初めてのサウジアラビア観光・知っておきたい注意点と名所をチェック

2018.06.07

広大な砂漠、黒い服で全身を包んだ女性とエキゾチックな印象のサウジアラビア。これまで観光ビザが取り辛くてなかなか訪れることのできませんでしたが、政府の動きによって観光ビザが発給される可能性が出てきました。情報の少ないサウジアラビアについて一緒に見ていきましょう。

  1. サウジアラビアってどんな国?
  2. 2018年、観光ビザはどうなるか??
  3. 入国の際の注意
  4. サウジアラビア観光で気を付けたほうがいいことってある?
  5. サウジアラビアの生活様式
  6. サウジアラビアの治安
  7. サウジアラビアの交通事情
  8. サウジアラビアの観光名所①世界遺産・マダインサーレハ
  9. サウジアラビアの観光名所②世界遺産 オールドディライア
  10. サウジアラビアの観光名所③世界遺産・ジェッダ旧市街
  11. サウジアラビアの観光名所④世界遺産・ハーイル地方の岩絵
  12. サウジアラビアの観光名所⑤国立博物館
  13. サウジアラビアの観光名所⑥キングファハドファウンテン
  14. サウジアラビアの観光名所⑦マスマク要塞
  15. サウジアラビアの観光名所⑧ディラ・スーク
  16. サウジアラビアの観光名所⑨エッジ・オブ・ザ・ワールド
  17. サウジアラビアの観光名所⑩フローティング・モスク
  18. サウジアラビアの観光名所⑪ナシーフハウス
  19. サウジアラビアの観光名所⑫キングダムタワー
  20. まとめ
サウジアラビアはアラビア半島の大部分を占める国です。絶対君主制であり、ワッハーブ主義という教義に基づいたイスラム教義を厳格に守っています。石油の国としても有名ですよね。原油埋蔵量は世界2位で、世界中に多く輸出しています。
また、イスラム教の最大の聖地メッカとマディナがあり、参拝の時期になると世界中から多くのイスラム教信者が訪れます。参考までに、メッカとメディナはイスラム教徒以外が訪れることは原則できません。

サウジアラビアの気候

沿岸部と内陸部では気候は違ってきます。ジェッダなどの紅海沿岸は夏は高温多湿で冬は温暖な気候です。季節による気温の差はあまりなく湿度は年間を通して50から70%であるのに比べて、内陸部のリヤドは湿度は高くありません。夏には日中は45℃を越えますが、夜は20℃前後で過ごしやすいです。
また、冬には寒くなるので、ダウンジャケットが必要なこともあります。夏の間は日中熱くなりすぎるので、砂漠などアウトドアを楽しむのには冬から春にかけてが最適です。
現在のところサウジアラビアの観光ビザは、発給が難しいようです。一部団体ツアーでは観光ビザも発給されているようですが、個人の観光ビザの発給はされていません。ビザがもらえるのは、商用あるいは就労目的の就労ビザ、その帯同家族用の帯同ビザ、サウジ国内で生活をする家族に会いに来るための訪問ビザが一般的です。その他では、イスラム教教徒は巡礼目的のビザでの入国が可能になります。ちなみにこのビザはサウジ政府によって発行部数が決められているので、イスラム教徒だったら必ず取れるというわけではなさそうです。
しかし、日本とサウジアラビアとの協議により、観光目的でのビザの発給の可能性が出てきています。いつになるかはわかりませんが、楽しみですね。
サウジアラビアはイスラム教の教えに厳格に従っている国です。それは、国民だけでなく国に滞在するすべての人に課されます。アルコール類、豚肉、ポルノ類などの持ち込みは禁止されています。これは国内に入らずとも、サウジアラビアを乗り継ぎの経由地にした場合にも該当し、没収されます。
また、女性は機内でアバヤ(黒いベール)を着用して降りてくることが基本ですが、初めての入国の時はそのままの服装で降りてきても問題ありません。ですが、周囲の目を引くような派手な服装ではなく、なるべく肌を隠した地味な色合いの服装がいいでしょう。

観光中の服装について

基本的に肌を出すのがよくないとされていて、女性は外国人でも公共の場所では黒のベールのようなアバヤを着ることが義務付けられています。外国人はヒジャーブと呼ばれるスカーフは身に着けなくてもよいとされていますが、観光地やショッピングモールなど人の集まる場所にはたまに宗教警察がいて、注意されることがあるので、髪を覆うものを持っていたほうがいいでしょう。男性はノースリーブやショートパンツで外出は避けましょう。

観光中の写真撮影について

壮大な砂漠やヤシの木などの写真を撮影するには全く問題はありませんが、政府の関連する施設を撮影すると、カメラ没収、最悪の場合には身柄拘束や国外追放などの可能性もあります。また、女性は守られるべきものであるという考えです。家族でないサウジ女性を勝手に写真撮影することは禁止されています。

礼拝の時間は一日5回

イスラム教の礼拝の時間は一日5回。日の出に始まり、お昼前、午後にあり、日没、夜の時刻でその日は終わります。お祈りのアザーンは、各エリアのモスクから一斉に流れてきます。モスクの近くでの宿泊の時は、早朝にビックリしないよう、覚えておいてくださいね。礼拝の時間の間は、お店やレストランはすべて閉まってしまいますので、注意しましょう。店によっては、礼拝の時間が始まるまでに店内にいればそのまま店内で買い物をさせておいてくれる場所もあります。しかしその場合でも、店のスタッフは周りにいません。礼拝の時間というのは、文字通り礼拝するための時間なので、働いていてはいけない決まりです。時間が終わればレジを通してくれます。先ほども言いましたが、礼拝の時間は日の出、日没時間によるので、毎日変わります。毎日の礼拝時間の確認のためのアプリもあるほどです。
また金曜日が礼拝の日として休日になっています。多くのオフィスなどでは土曜日も休みになっています。

ラマダン

イスラム暦の9月をラマダンといい、この一か月間の間は断食月とされています。この期間、子供、老人、妊婦以外のイスラム教徒は毎日日の出から日没まではすべての飲食を断ちますが、イスラム教徒以外の滞在者も日中の屋外での飲食、喫煙は全て禁止です。公共の場でうっかり水を飲んだりしないように注意しましょう。またこの期間、多くの店舗、施設が日没後からの営業となります。
ちなみにイスラム暦は西暦とは少し違っていて、西暦では、毎年11日ずつ早くなります。宗教的行事としては、このほかに第12月をハッジと言い、毎年300万人を超す信者にビザが発給され、聖地メッカやメディナを巡礼します。

レストラン・カフェ

サウジアラビアの女性は、家族などの親しい男性の前でしか顔を見せることはありません。でも、食事中は当然口元が見えてしまいますよね。そのため、レストランやカフェを含めた公共施設は基本的に男性用、女性のみあるいは家族用で入り口から分かれています。中も当然別ですよ。間違えないように入店してくださいね。
ちなみにシングルセクションが男性専用、ファミリーセクションが女性、あるいは家族用です。

厳しかった規制も年々懐柔している

長い間イスラム教の教義のもとに女性には特に厳しい統制が敷かれていましたが、最近は少しずつ自由になっていっている様子を見せています。2008年には初の女性専用の総合大学を創設、また女性はスポーツをする機会も限られていましたが、2013年より一部私立校で女子の体育の授業を認めています。
2017年にはそれまでには禁止されていた女性の自動車の運転を認める勅令が出されています。女性の社会進出にも力を入れていて、どんどん変わっていく様子に目が離せません。また、女性の生活以外でも、禁止されていた映画館が35年ぶりに開館し、映画が上映さるなど、イスラム教の戒律にのっとるばかりでない、新しいサウジアラビアの顔を見せ始めています。
外務省の見解によると「治安はよく、犯罪発生率は極めて低い」ということで、街中での治安は良いほうと言えますが、サウジアラビアでもISILによるテロは起こっています。また、イエメンへの軍事介入イラクとの関係悪化から、外務省はこの二つの国境周辺地域にイエメン国境はレベル3の渡航中止勧告、イラク国境地帯はレベル2で不要不急の渡航早めるように呼び掛けています。また、2017年6月5日、サウジアラビアはカタールとの外交関係を断絶し、カタール国境は陸、海、空ともに無期限封鎖されています。いずれにしても最新の治安情勢を確認しながら十分に注意しましょう。
リヤドではメトロの建設も進んでおり、旧市街周辺ではバスも運行していますが、基本は車です。石油の原産国だけあって、ガソリン代はとても安いです。しかしながら、運転マナーはいいとは言い切れず、交通事故の死亡者は増加傾向にあります。2000年には3500人だった交通事故死者は2007年で6300人と激増しており、今も増加傾向であるということです。
旅行中に街中を移動するにはタクシーが便利です。タクシーは基本的に最初に値段交渉をしてから乗るシステムです。たまに料金メーターのあるタクシーもありますが、そういうタクシーに限ってメーターが早く回ったりとぼったくりであることもあります。乗車中はメーターをしっかりチェックしていましょう。
メッカに次ぐ第二の聖地、マディナから北西に400㎞ほどのばしょにあります。「マダイン・サーレハ」はかつてナバテイヤ王国の南にある大都市でサムード人が住み、軍事・行政・交易の拠点の1つでした。イスラム教の預言者サーレフがこの地に遣わされて、唯一神であるアッラーを崇拝するように人々に教えました。アッラーはその教えが本物であるというしるしとしてメスのラクダを遣わせましたが、サムード人はこのラクダを殺してしまいました。それに怒った神はサムード人をすべて殺してしまったのだそうです。以来この街は、激怒した神に滅ぼされた呪いの街として知られています。人々が滅ぼされた跡地には、石の廃墟だけが残りました。その地をサーレフの町、「マダイン・サーレハ」として呼ばれ人々に恐れられるようになったそうです。
地元のアラブ人にとっては今なお縁起の悪い場所として知られているようで、なかなか案内をしてもらえません。リヤドなどからは外国人向けにツアーが出ているので、それを利用するのもいいでしょう。
現在のサウジアラビアの首都、リヤドの郊外にあるこの一帯はサウジアラビアを統一したサウード家の本拠地であり、かつてはサウード王国の首都でした。宮殿や迎賓館などが立ち並び、サウード家の当時の権力や繁栄を反映したエリアでした。土壁でできた伝統的なサウジスタイルの建物が並ぶ遺跡群は圧巻です。遺跡は今なお修復中で中に入ることはできないエリアもありますが(2018年5月現在)、谷を越えた反対側には夕方になると地元の人たちが憩うピクニックエリアになっています。
こちらから遺跡群を離れて見ることができるのはもちろん、サウジアラビアの人々の生活を垣間見るのも楽しいでしょう。周りにはレストランエリアも充実しているので、お出かけにもいいですね。
ジェッダの中心にある旧市街には昔ながらの住居や歴史的建造物が立ち並んでいます。メッカにも近いジェッダ旧市街はもともとハッジやウムラーに参拝に向かうイスラム教信者のための市場としての役割を持っていました。現在もマーケットとしての役割を担っています。旧市街に多く点在する木でできた美しい装飾が施された窓は、そこだけ違う国に来たかのような気分にさせます。にぎわってくるのは夕方からなので、夕涼みがてら行ってみるのもいいかもしれません。
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引用: https://www.flickr.com/photos/nick_hardcastle/4405032109/
ハーイル地方の北西90㎞にあるジャバル・ウンム・シンマンという遺跡とハーイル地方の南方約250㎞に位置していジャバル・アル=マンジュールとジャバル・ラアトという遺跡の2遺跡に残された岩絵群で、中東では最大規模です。1万年以上に及ぶこの地方の砂漠化への変化の様子やそれに伴う生活様式の変遷を見ることができるとして興味深いものです。
太古から現在までのアラビア半島とイスラムの歴史がよくわかる、8つのパビリオンからなる大きな博物館です。訪問には、2時間くらいは見ておいたほうがいいかもしれません。サウジアラビアの歴史や地学などが一挙に展示されています。アラビア文字が象形文字からどのように変化してきたかなどの展示は、とても興味深いですよ。展示されているコーランの美しさは必見です。
入場時間が曜日、時間帯によって男性のみ、女性のみのグループあるいは家族に分かれています。事前に確認してから訪問ください。
ジェッダにある、世界一の高さを誇ると言われる噴水です。噴水の高さは260メートルにもなり、噴き上げるのにはジャンボジェット機のエンジンを使われているという話にも納得の大迫力です。その大きさは遠く離れたビルの谷間からも見えるほどで、ジェッダのシンボルの一つと言われています。周辺には公園やホテルなどもあり、夜には大勢の家族連れが集まっています。
リヤドの旧市街にあるかつての城塞が改修して残されています。中は博物館になっており、数十年前のリヤドの様子などを見ることができます。今の近代化されたリヤドを思うと、ほんの数十年の間での変化に驚かされますよ。男性のみと女性もしくはファミリーとで入館できる曜日や時間帯が決まっているので、事前にチェックしてから行きましょう。
マスマク城塞や公開処刑場などに隣接しているスーク(市場)です。貴金属でも有名で金属店がひしめいてく一角もありますが、多くのお店がアラビア語のみなので注意しましょう。お土産店やアンティークのお店、カーペットを売るお店もたくさんあって飽きません。こちらがもっとも活気づくのは夕方以降です。
リヤドから車でオフロードを2時間強ドライブしたところにあります。何かあると大変なので、必ず4WD で何台かでグループを作って行く必要があります。また、道なき道を通っていくので、道を知っている人と行くことが絶対に必要になってくるなどと、ちょっと行くには難しい場所ですが、その景色は圧巻です。周りには貝の化石を見つけることもできて、今は砂漠であるこの場所が昔は海の中であったことがわかります。機会があれば、是非行くことをお勧めします。
フローティングモスクとして有名なジェッダのモスクですが、実際には浮いているわけではなく、紅海の海岸沿いに建てられています。美しい紅海の風景を楽しめるスポットとして観光客に人気があり、特にここから見る夕日は素晴らしくておススメです。
世界遺産でもあるジェッダの旧市街の一角にある、19世紀にジェッダを統治していた大富豪ナシーフの家で博物館として訪れることができます。ジェッダにあるサウジアラビアの富豪一族の歴史に触れることのできます。内部は写真撮影禁止です。ご注意ください。
ファイサリアタワーと共に、リヤドの象徴になっている近代ビルの一つです。エレベーターを乗り継いでいくと、99階に展望台があり、リヤドの町が一望できます。夕方、日の入りの時間に上ると、夕焼けから夜のリヤドの町の姿が見れておススメです。地下から地上3階まではショッピングモールになっていて、高級ブランドからファストファッションの店が揃っています。女性専用フロアもあるので、男性の方は迷い込まないように注意が必要ですね。
以上、サウジアラビアの観光についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。見どころ満載で、ビザの解禁が待ち遠しいですね。これから国を揚げて観光にも力を入れていくという話もありますが、それでもイスラム教の戒律が絶対である、保守的な国であることには変わりません。それは観光客にも適用されます。これから個人に観光ビザが発給されるようになっても、現地の習慣やルールを守ることを訪れる際には忘れないようにしましょう。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://www.instagram.com/p/BfSyDWvDYFU/?tagged=saudiflag