// FourM
Eaa4swxewwee1vt8adjd

北海道(P)

CATEGORY | 北海道(P)

青春18切符・東日本でどう使う?【2019年版】東日本パスとの違いなど

2024.02.25

JR普通列車が乗り放題の「青春18切符」と、北海道・東日本エリアで普通列車が乗り放題の「北海道&東日本パス」。同じようなこの2つの切符はどんな点が違うのか。東日本を一周できるかも含め、青春18切符と北海道&東日本パスの違いを詳しくご紹介していきます。

この記事に登場する専門家

Edyvcoy32cvxqi9i1pwg

ひとり旅アクティブ系ライター

神谷 孝

47都道府県全て泊まった事があり、日本の鉄道全区間と空港全てを利用して全国を旅しています。趣味のスキューバーダイビングも、旅をしながらライセンスを取りました。

  1. 青春18切符と東日本パスの特長と違い|東日本を一周できる?①:青春18切符と東日本パスの発売期間と利用期間
  2. 青春18切符と東日本パスの特長と違い|東日本を一周できる?②:北海道&東日本パスの特徴について
  3. 青春18切符と東日本パスの特長と違い|東日本を一周できる?③:青春18切符の特徴について
  4. 青春18切符と東日本パスの特長と違い|東日本を一周できる?④:2つの切符の違い点
  5. 青春18切符と東日本パスの特長と違い|東日本を一周できる?⑤:北海道に便利なのは?
  6. 青春18切符と東日本パスの特長と違い|東日本を一周できる?⑥:東日本一周出来るのは?
  7. まとめ

青春18切符について

L3wkutcziq6gwb3csmnb
引用: https://www.instagram.com/p/BsTB5kZnTq2/

「青春18切符」の発売は、春・夏・冬の年に3回で、東日本パスも同様です。2019年の青春18切符の発売期間と利用期間の予定として【春】発売期間:2月20日~3月31日・利用期間:3月1日~4月10日・【夏】発売期間:7月1日~8月31日・利用期間:7月20日~9月10日・【冬】発売期間:12月1日~12月31日・利用期間:12月10日~1月10日。利用期間の開始日から10日~20日前に発売開始され、利用期間終了の約10日前に発売が終了する形です。

北海道&東日本パスについて

Yjpp2fxxatdbjmbrb996
引用: https://www.instagram.com/p/BsMIkkdlaBI/

「北海道&東日本パス」の場合(2019年時)【春】発売期間:2月20日~4月16日・利用期間:3月1日~4月22日・【夏】発売期間:6月20日~9月24日・利用期間:7月1日~9月30日・【冬】発売期間:12月1日~1月4日・利用期間:12月10日~1月10日。発売期間、利用期間共に北海道&東日本パスのほうが長いのが分かります。

Skkbvodanzoe9nirx5m6
引用: https://www.instagram.com/p/Bs-1ushBcwg/

「北海道&東日本パス」は切符の有効期間が連続する7日間で、料金は大人10,850円、小児5,420円。利用できる機関はJR北海道・JR東日本・JR東日本のBRT区間・IGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道・北越急行の普通、そして快速列車の普通車自由席です。また、北海道新幹線「新青森~新函館北斗間」の中では特定特急券があれば乗車できます。区間外をまたいで乗る時は乗車区間の乗車券と特急券を購入することになります。

また、発売箇所はJR東日本とJR北海道内の駅に限定されます。

Za0buew1wvgu59ajr9ii
引用: https://www.instagram.com/p/BsRrJfXBvtg/

特例として奥羽本線「青森~新青森」と石勝線「新得~新夕張」が特急列車の普通車自由席が乗車可能。これとは別に北海道線特急オプション券もあり、北海道新幹線「新青森~新函館北斗」間は空席があれば乗車が可能になり、かつ北海道内の特急列車の自由席が利用できます。有効期限は1日で、組み合わせる枚数の上限はありません。オプション料金は大人6,000円、小児3,000円です。

Z5dddyydmd4re3p1bpkh

「青春18切符」は全国のJR線で普通列車と快速列車が乗り放題で、5回分の切符が付いて11,850円。「連続しなくても」利用できますが小児用はありません。2,300円の北海道新幹線オプション券を購入することで、奥津軽いまべつ~木古内での北海道新幹線の空席に座れ、木古内~五稜郭間の道南いさりび鉄道を通しでのみ乗車することが出来ます。

また、青春18切符は、日本全国のJR駅で購入することが可能です。

Qxtsou3dof3xct2rkgto

①:青春18切符は全国のJR線に対し、北海道&東日本パスはJR北海道・JR東日本に限定。②:青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道・北越急行の第三セクターは北海道&東日本パスでは可能ですが、青春18切符の場合、青い森鉄道の青森~野辺地、野辺地~八戸、青森~八戸の3パターンで通しで乗る場合は利用出来ますが、他の駅では下車出来ません(全額の運賃を払うことになります)。また八戸~目時までの青い森鉄道にも乗車出来ません。

IGRいわて銀河鉄道と北越急行も乗車出来ませんので、別途運賃が必要になります。

Qlfvjq31ik12llfzwzdz

③:発売期間、利用期間共に北海道&東日本パスの方が長くなっています。④:有効期間は北海道&東日本パスが連続して7日に対し、青春18切符は連続しなくても利用期間内であれば5回分が可能です。⑤:料金は北海道&東日本パスが大人10,850円・小児5,420円に対し、青春18切符は11,850円で小児用はありません。

Vdbloi1y3fjj4zvdb6on

⑥:北海道新幹線乗車の場合、北海道&東日本パスは特定特急券購入で新青森~新函館北斗間の相互発着に限り乗車でき、青春18切符は奥津軽いまべつ~木古内が北海道新幹線オプション券購入となります。

北海道内からの木古内への接続は、五稜郭駅から木古内駅まで道南いさりび鉄道に乗る必要があります。こちらも上記の北海道新幹線オプション券で片道のみ利用出来ます。また、道南いさりび鉄道はほとんどが函館駅が始発ですので、そのまま函館まで乗っても問題ありません。

奥津軽いまべつ駅へは、JR津軽線で青森駅から津軽二股駅まで行き、すぐ横にある奥津軽いまべつ駅まで徒歩数分の移動になります。

Meqvea0zklki3ydqr7ub

東日本を青春18切符で移動する場合、北海道新幹線オプションがあるものの、それ自体が使いずらいという難点があります。理由はダイヤ接続が悪いのと、相互の本数の少なさです。

下り列車の場合、蟹田から津軽二股まで1日5本、奥津軽いまべつと木古内両方に停車する新幹線は1日7本、木古内からの道南いさりび鉄道も1日9本で青森から函館までの待ち時間を含めた所要時間は4時間を超えてしまい、むしろ青函フェリーや津軽海峡フェリーを使うほうが便利で安い(1,600~2,000円・季節運賃)という事にもなります。

その分、北海道&東日本パスは新青森と新函館北斗間で特定特急券を買えば、北海道新幹線の空席に乗れて、移動時間も70分あまりと速く移動できます。ただし、特定特急券も3,930円とかなり割高ですので、6,000円のオプション券を購入して当日中に往復するほうが便利ともいえます。

北海道&東日本パスが若干優位

Sdhfwveiz5rqd93oq6pd

東日本一周を考えた場合、盛岡と青森の移動を考慮すると、北海道&東日本パスが有利です。

IGR銀河鉄道と青い森鉄道を使えるのが大きく、青春18切符の場合は、盛岡~八戸の3,040円が別払いになるため、盛岡から好摩までIGR銀河鉄道分の650円を別途払い花輪線で行くか、一日4往復しかない田沢湖線を経由、もしくは北上から北上線で横手に出るなどして秋田回りで行くことを考える必要が出てきます。

青春18切符、北海道&東日本パス 共通の問題点

Bofth2r5bcjmizeupgga

全国のJR線を利用できるとはいえ、どちらのきっぷも普通列車しか利用できないため、時間がかかります。また、ローカル線を利用する場合において乗り継ぐ列車がなく、乗換駅長時間待つことになることが多くあります。

とにかく一周を考える時に、東京から青森まで700キロ超と広いことを意識しておく必要があります。

北海道&東日本パスならば、15時間ほどかけて東京から青森まで行くことが可能ですので、あとは奥羽本線、羽越本線、白新線、信越線、上越線、高崎線を経由して、余裕があればローカル線を織り込んでいけば十分に東日本一周の計画が組めるはずです。

Wulpn213toraalj8szug

青春18切符、北海道&東日本パスのそれぞれの特長と違いについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。連続して利用するのかどうかと、一人か複数人かでも利用価値が変わってきます。

特に盛岡と青森の移動、北越急行を利用するかの点が大きく違うので、これを考慮しながら、オプション券や他手段での移動で金額が膨らまないように、ポイントを絞っていくことで無理ない行程が作れるはずです。

Sw8hmnlpqxrynq93zb4w

筆者のブログはこちら!

サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://www.instagram.com/p/Br8t5fchUbh/