お米のバウムは、豊かな自然と美しい水に囲まれて育った庄内産のお米「はえぬき」の米粉を使用して、じっくりと丁寧に焼き上げたバウムクーヘンです。一切添加物を使わないとう自然食材へのこだわりは本物です。使用しているのは、地元のブランド卵「わんぱく卵」やオーガニックシュガーなどです。自然の素材を生かして作っているのがわかります。美味しさの秘密はこだわりぬいた素材だけではなく、その製法にあります。本場ドイツの主流である「別立て法」を採用し、熟練の職人さんが丹精込めて焼き上げているとのこと。

お値段は、小（直径約14.5㎝・厚さ3.5㎝）で1,296円です。常温で保存でき、夏場でも2週間は持ちます。ティータイムにはうってつけのお菓子です。パッケージの文字と稲穂が可愛らしいデザインなのも、もらった人は嬉しい一品です。

また、夏の間（9月末頃まで）は期間限定の庄内産完熟メロンを使用したバウムの販売も行っています。というのも、実は庄内砂丘を中心に作られているアンデスメロンは全国で2番目の取扱量を誇っています。砂丘の温度変化の激しさを利用して糖度の高いメロンを使ったバウムクーヘンはオンラインショップでも購入出来ます。

パッケージがなんともかわいらしいのがこちらのオランダせんべいです。なんと発売以来50年以上もヒットしているロングセラー商品です。山形県産の一等米を100％利用した薄焼きのせんべいです。サラダ風味のさっぱり塩味。パリッとした歯ごたえで、小さな子どもからお年寄りまで愛されています。全国菓子大博覧会では、「名誉総裁賞」の受賞歴もある実力派です。味はオリジナル以外にもチーズ味や柚こしょう味もあります。また、パッケージもお家型やお得な15袋パックなどお土産を配る相手によって選べるのが助かりますね。

それにしても引っかかるのは「何でオランダなの？」という疑問。

これは歴史をたどれば、北前船の寄港地として栄えた酒田ということから、九州からの文化が入ってきたのかな？と思いつつも、実は、庄内弁で私達のことを「おらだ」と呼ぶのが語源で、自前のお米100%で作った「おらだせんべい」がこうなったようです。

実はオランダせんべいを作っている酒田米菓の本社最上川工場は、観光工場として一般公開されています。そこでは、おせんべいの手作り体験もできます！手焼き体験400円、味付け体験600円です。自分で焼いて味付けしたおせんべいを食べて、本家のオランダせんべいと比べてみてはいかがでしょうか？

住所：山形県酒田市両羽町2－24

営業時間：9時から16時

入場料：大人300円、中学生200円、小学生以下と65歳以上は無料

工場見学の休み：火曜日、他ホームページのカレンダーに記載

山形県の名峰である鳥海山の麓で生産されているヨーグルトです。「愛されるヨーグルト」を目指しているヨーグルト工房鳥海で作られたヨーグルトは、朝とれたばかりの生乳を低温でじっくり時間をかけて発酵させているのが特徴です。なめらかな食感と優しい酸味は愛せずにはいられません。上の写真は「鳥海高原ヨーグルト　無糖（1000g）」です。

のむヨーグルトはその場で飲みたくなる一品です。濃厚な味わいは癖になる美味しさです。口に入れても酸味が少なく、トロっとして、あとあじがスッキリしたのどごしを味わえます。他にもシンプルで爽やかなパッケージのイチゴ味やブルーベリー味、ラ・フランス味のヨーグルトもあります。ちなみに、「鳥海高原ヨーグルトカレー」なるものも販売しているので、カレー好きなら試してみてもいいかもしれません。

酒田駅から歩いて5分のところに店を構える、昭和30年創業の老舗お菓子店「人生菓集（じんせいかしゅう）宅の店」。こちらの自慢の一品が「歌舞伎くるみ」です。初代店主が黒森歌舞伎を見て感激し、商品化したものです。天然の砂糖、寒天、くるみを使ったとってもシンプルなお菓子です。コーヒーやお茶に合う一品は、小分けになっているのでばらまき用にも重宝しますね。

お値段は6個入りで675円とお手頃です。こちらのお店には、マカロンロールやかぼちゃパイ、バウムクーヘンなど定番のお菓子もあるので、酒田に行くときには足をのばしたい老舗です。

また、酒田駅前の清川屋でも置かれていますし、実は東京の歌舞伎座でも購入出来るので、歌舞伎座公演の際に探してみるのもおすすめです。

酒田市に4店舗を構える菓匠菊池さんは創業135年の歴史あるお店ですが、鳥海高原のヨーグルトを使った洋菓子も大人気で、中でもこの鳥海高原ヨーグルトタルトは、タルトなのにしっとりとした生地を使い、クリームチーズにヨーグルトを使ってさわやかな酸味が口いっぱいに広がります。

山形県の有名な山として「月山」も挙げられます。そこの農園で作られたブルーベリーをふんだんに使ったチーズケーキは、こだわりの甘酸っぱさが広がります。

どちらも4店舗の他、ＪＲ酒田駅内のお土産品コーナーにてばら売りを買うことが出来ます。

鳥海高原ヨーグルトタルトは1個140円、月山高原ブルーベリーチーズケーキは1個180円です。

鶴岡市に本社を構える清川屋さんの代表的なお菓子「だだっ子だより」は、だだっパイとだだっ子の2つの味の詰め合わせ。どちらも庄内地方の名物「だだちゃ豆」をふんだんに使用した餡を使っていて、だだっパイは洋風パイ、だだっ子は和風の小さなおまんじゅうに仕上がっていてお茶うけにピッタリです。

お手軽な2個ずつの詰め合わせ680円より販売されています。

清川屋さんは酒田駅構内にお店を構えていますので、電車に乗る前にゆっくりと見ながら買い物をすることが出来ます。

いかがだったでしょうか？ 今回は、山形県酒田のおすすめお土産をお菓子を中心にご紹介してきました。 自然が豊かで水と空気が美味しい場所で作られたお菓子は、同じように美味しいものです。 ぜひ、お土産選びの参考にしてくださいね。