歴史好き、歴史を感じたいという方におすすめの新潟観光コースです。まずは、新潟の総鎮守として千年余りの歴史がある「白山神社」へ。新潟駅からはバスで１０分、最寄りの白山駅からは徒歩およそ１０分という、新潟市の中心部に位置しており、初詣の時には約18万人が参拝に訪れるとも言われています。主神は菊理媛神（くくりひめのかみ）で、「くくり」の名前から縁結びの神さまとしてのご利益があると言われています。

江戸後期から明治時代にみなとまち新潟で栄えた商家「旧小澤家住宅」。ここに来ると、小澤家の商いの舞台であったこの屋敷には店舗兼住宅、庭園があり、当時の新潟町における町家の様子を知ることが出来ます。特に、庭はとても見応えがあり名勝として知られる松島を摸したものになっています。建造物7棟（主屋、新座敷、離れ座敷、道具蔵、家財蔵、蔵前及び渡り廊下、門及び東塀）と敷地は、市の指定文化財にも選ばれています。

佐渡島と言えば、やはり金山ではないでしょうか？佐渡金山は、東西3,000ｍ、南北600ｍ、深さ800ｍと日本最大の金山です。江戸時代に江戸幕府の財政を支えていた佐渡の金山は、史跡として現在、公開されています。実は、この金山ですが平成元年まで金が採掘されていました。江戸時代から約400年という歴史ある金山です。2010年にはユネスコ世界遺産暫定リストに記載され、トキと並ぶ佐渡島の注目ポイントです。

国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている宿根木にあるお店、「茶房やました」です。伝統的家屋を利用した古民家カフェで、家屋の内部も見ることが出来ます。ノスタルジックで趣のある店内には、目を引く真っ赤なたらい舟のテーブルが設置されているのが特徴です。島の食材を使ったメニューも多く、ランチのパスタや甘味が人気で、島内の散策中の一休みに最適です。JR東日本の大人の休日倶楽部キャンペーンで、吉永小百合さんが訪れたことでも知られています。

新潟観光モデルコース「村上市」です。村上市には、古い家が建ち並ぶ「町屋」があります。住宅だけではなく商店もあり、「町屋つくり」を一部ですが公開しているので家屋の中を見学することが出来ます。有名なのは「きっかわ」さんというお店。村上の名産である「塩引き鮭」を作っています。村上の鮭料理には千年の歴史があり、百種類もの料理が今に伝えられています。一からダシをとり、手間暇かけて作られたきっかわの商品は村上土産におすすめです。

「イヨボヤ会館」は日本で最初の鮭の博物館です。イヨボヤとは、村上地方の方言で「鮭」のことです。イヨボヤ会館には、鮭の伝統漁法や鮭の生態、村上の鮭の歴史と文化など、鮭に関することが展示・紹介されています。きっと鮭の種類の多さにも驚くはずです。鮭の街「村上」ならではの施設です。子供にも分かりやすく、生き物好きにはおすすめです。

約450種2万点の水生生物に出会える日本海側で最大級の水族館「新潟市水族館マリンピア日本海」。中でも、毎日開催されているイルカショーは飼育員の方と観客が一体となって楽しむことが出来ます。大水槽の底を通るマリントンネルや幻想的なクラゲの水槽など見応えたくさんです。ゴールデンウィークや夏休みは混雑するので、朝早い時間がおすすめです。

国の重要文化財に指定されている「萬代橋」。日本一の大河、信濃川に架かり、東京から続く国道７号線の一部です。1886年に初代が竣工され、現在の橋は3代目。橋は欄干が低く、六連のアーチの幅が違うことから、どこか独特の美しさを醸し出しています。この橋は、上からではなく下の歩道から見上げて欲しい橋です。新潟を代表する観光地のひとつです。広い歩道があり、川沿いにも遊歩道があるので、のんびり散歩をするにもおすすめです。

新潟市には「マリンピア日本海」や「朱鷺メッセ」など、遊べるスポットも様々あります。歴史的な建造物も多く、散策が楽しいまちです。おすすめのグルメは「極み」という寿司屋さん。阿賀野川と信濃川が流れ込む新潟の海は自然の恵みが大変豊かです。贅沢なお値段ですが、旅行の思い出に新潟の寿司職人が生み出した絶品の一品を、ぜひお寿司屋で味わってみてください。

米山福浦八景県立自然公園にある「恋人岬」は、ドライブはもちろん、日本海を眺める絶景の恋愛成就スポットとして女性に人気が高いです。鐘が設置されていたり、ハート形のプレートが柵に鍵で括り付けられていたりと、多くの人たちの愛のパワーを感じることが出来る場所です。柏崎を一望できる風光明媚なスポットで良縁を願ってみませんか？

日本海夕日ラインは、日本海側の複数の国道を合わせた名称です。夕日が見える海岸沿いの道が日本海夕日ラインになり、その全長は約337km。天気がいいと太陽が日本海の水平線に沈む様子も見ることが出来ます。夕陽だけでなく、日中も海がとてもきれいに見える場所です。新潟をドライブする際には欠かせないスポットです。ドライブの締めくくりには最適ですね。

新潟は良寛さん縁の地です。越後国出雲崎、今の新潟県三島郡出雲崎町で生まれた良寛は、詩人・歌人・書家としても知られる禅僧で、みんなに愛されたと言われています。そのため現在でも出雲崎町には、良寛さんの即席や縁の品が数多く残されています。特に「良寛堂」は良寛さんの生家で、現在でも建物が残っています。当時は現在の境内の２倍の大きさがあったそうです。

新潟の湯沢温泉は、全国に名を知られた温泉街です。このあたりは日本でも屈指の豪雪地帯。雪景色を楽しめるような温泉宿が多くあり、宿泊だけでなく、外湯を色々と巡ったりと、一日中温泉を楽しむことが出来ます。近くにはスキー場あるので、スキーのあとにのんびりと温泉に浸かるのもいいですね。

こしひかりが育つ田んぼに囲まれた新潟県十日町市は、最近、アートの町として有名です。ここでは三年ごとに「大地の芸術祭」が開催され、世界中からアーティストが集まってきます。「越後妻有里山現代美術館キナーレ」や「光の家」など十日町市にある素晴らしい建造物は、この大地の芸術祭のアート作品になります。街にはアート作品がたくさなるので、散策がてらアート鑑賞ができるというのが、とても魅力的です。

糸魚川は翡翠の産地で、ここで産出した翡翠は「糸魚川翡翠」と呼ばれ、とても高級な宝石として人気が高いです。この糸魚川で取れる翡翠は硬玉で、とても硬くて比重が高いので加工しにくいのですが、その分とても丈夫で壊れにくいのが特徴です。糸魚川には翡翠に関した施設もありますので、自分好みの翡翠を探してみてくださいね。その他の観光スポットは、弁天岩など海岸関連が多いので散歩などを楽しめます。北陸新幹線も開通し、糸魚川にはますます注目が集まっています。

今回は新潟観光のモデルコースを色々とご紹介致しました。東京からのアクセスも良く、休日にふらっと気軽に訪れることが出来る新潟。同じ新潟でも地方によりその特色は異なります。観光に、温泉に、グルメに、お酒にと楽しめること間違いなし。季節によって違った楽しみ方をすることもできます。そんな魅力いっぱいの新潟県で自分好みの観光スポットを見つけて、旅行を楽しんでみてください。