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モロッコの治安情報【2018年】旅行の際の注意点と観光スポット

2024.02.25

アフリカ大陸北西部にあるイスラム教国家、モロッコ。モロッコは、青と白を基調とした美しい町並みやモスク、アフリカならではの砂漠などが楽しめますが、まず気になるのは治安ですよね。今回はそんなモロッコの治安情報を、注意点と観光スポットと一緒にご紹介します。

  1. モロッコってどんな国?治安は?
  2. モロッコの治安レベル
  3. モロッコの治安①治安情報
  4. モロッコの治安②気を付けたいこと
  5. モロッコの治安③旅行者が知っておくべきマナー
  6. モロッコの治安④ひとりで旅をするときには
  7. モロッコの治安⑤治安が悪化する「ラマダン」
  8. モロッコの治安⑥夜に出歩くのは控えめに
  9. モロッコ主要都市の治安情報①ラバト
  10. モロッコ主要都市の治安情報②カサブランカ
  11. モロッコ主要都市の治安情報③マラケシュ
  12. モロッコ主要都市の治安情報④シャウエン
  13. モロッコ主要都市の治安情報⑤エッサウィラ
  14. モロッコ主要都市の治安情報⑥フェズ
  15. モロッコの砂漠地域の治安
  16. モロッコのおすすめ観光地①ジャマ・エル・フナ広場
  17. モロッコのおすすめ観光地②カラウィーイーンモスク
  18. モロッコのおすすめ観光地③フェズの旧市街
  19. モロッコのおすすめ観光地④プラザ・ウタ・エル・ハンマム
  20. モロッコの治安まとめ
モロッコはアフリカ大陸北西部にある国です。長い間フランス領とされていましたが、1956年に独立しました。イスラム教の国でスンニ派がそのほとんどを締めています。ヨーロッパ圏に近い場所にあるため、ユダヤ教やキリスト教を信仰する人々も多数います。
しかし、都市によっては異教徒がイスラム教のモスクへの立ち入りを禁止されている地域も多くあります。またモロッコは縦社会の慣習が色濃く、食事の仕方などにも細かいルールがあります。イスラム教の教えを取り入れた、肌の露出を控えた伝統的な民族衣装が特徴的です。
モロッコは「治安レベル1」の国です。これは外務省が発表した基準で、「危険を避けるために特別な注意が必要」というレベルです。ISが近場でもあることから、戦闘に参加した者たちが帰国する可能性があるためだとされています。
テロの脅威がまったくないとは言えませんが、モロッコ治安当局の警戒が十分であるため治安は比較的安定しています。ですが「危険を避けるための警戒が必要」ですので、軽犯罪には気を付け、夜間の外出は避けるようにするのが賢明といえるでしょう。
首都のラバトやマラケシュなど、美しく文化的で観光向けの都市が多いモロッコは、旅行客に人気があります。基本的には他の国々と同じようにスリや盗難には細心の注意をはらい、夜道を歩かないように気を付ければ良いでしょう。しかし地域によっては治安のよくない危険な場所もありますので、旅行の際にはきちんと確認をしましょう。
モロッコは特に観光地として人気があり、いろいろな国から旅行客が多く訪れる国です。ほかの国と比べて治安もよく、危険も少ないので観光がしやすいです。しかし、必ず気を付けてほしいのは、スリや盗難などの軽犯罪です。旅行客だけを狙ったものも多いので、スリやひったくり、ぼったくりには細心の注意をはらってください。
モロッコでは、大麻の取引が禁止されています。しかし、一部の地域では大麻が育てられていたり、売買されていたりします。巻き込まれると大変なので、近づかないようにしましょう。
観光客にとってもっとも危険なのが、バザールや人ごみでの旅行客をターゲットに絞ったスリや盗難です。ターゲットのほとんどが女性だといわれています。ですが日本人の観光客は、他の国の観光客と比べると狙いやすいと言われているため、男性でも注意を怠らないようにしましょう。モロッコの街を歩く際は、貴重品はできるだけ持たず荷物はコンパクトにまとめるようにすることをおすすめします。また、女性は暑い時期でも肌の露出を抑える上着などを持っていると安心です。
モロッコはイスラム教の国なので、イスラム教のルールは知っておきたいところです。まず、肌の露出が多い服を着るのはできるだけ控えましょう。特に女性は肌を隠せるように、上着やストールを持っていると良いでしょう。
外での飲酒もしてはいけません。そして、モロッコにはチップの文化があります。食事をしたときやホテル、タクシーに乗ったときなどはチップを払うようにしましょう。相場はだいたい金額の10%です。

スリや盗難の危険

一人旅で一番不安なのはやはり治安ですよね。モロッコでは、殺人や誘拐といった犯罪が比較的少なくなっています。一人旅もできないことはありません。ですが、モロッコで観光客が被害に遭うことの多い犯罪がスリや盗難です。特に日本人は狙われやすくなっていますので、一人で旅行する際には人通りの少ない場所を避け、持ち物にも十分注意しましょう。

偽ガイドに注意

一人旅の旅行客を狙って「有名な観光地へ安く行ける」という話を持ちかけてくる偽ガイドも存在します。そういったうまい話を持ちかけて高額な料金をぼったくったり、危険な犯罪に巻き込まれたりすることもあるので細心の注意をはらいましょう。モロッコ観光でガイドが必要な場合は、国が公認している正式なガイドを雇うと良いです。彼らはホテルなどで事前に確認すれば雇うこともできるので、ガイドを利用した場合はそちらにお願いしましょう。

モロッコで一人旅をする女性へ

モロッコにおいて、日本人女性には裕福だと思われていることが多いです。危険に巻き込まれることもないとは言い切れません。女性は、親しそうに声をかけてくるモロッコ人の男性にも気をつけて付き合うようにしましょう。
モロッコでは1年に一度一定の期間、治安が悪化します。この時期は断食月「ラマダン」と呼ばれています。「ラマダン」とはイスラム歴の9月に実施される宗教行事です。この断食月が明けるとお正月がきてお祝いになりお金が必要になることから、ラマダンの時期には窃盗などの犯罪率が各段上がり、危険です。
モロッコではラマダンの期間は、ほとんどの主要都市で昼間人を見かけることがなくなります。人通りが少ないというのは、犯罪者にとっては好都合で、犯罪率が上がり治安が悪化します。ラマダンの期間というのは毎年変わります。これは太陰暦を使用しているためです。モロッコで危険な目に合わないように、モロッコへ旅行へ行く際は事前にラマダンの時期を確認してから旅行プランを立てるようにしましょう。
モロッコに限った話ではありませんが、夜の街の治安は日中よりも悪いことが多いです。モロッコでも夜の街の治安は悪化しますので、女性はもちろんのこと男性の夜のひとり歩きは避けるようにしましょう。できるだけ夜歩きはしないのが賢明です。どうしても夜に外に出なけらばならない場合は、暗い路地や怪しい危険な場所を歩かないように気を付けましょう。

ラバトの治安

モロッコの首都であるラバトの治安は、比較的良いとされています。しかし、日本人が犯罪に巻き込まれることも多いため、注意が必要です。特に、ラマダンの期間やその前後は、スリや盗難、強盗の被害が多発しますので注意しましょう。各国の大使館がラバトに集まっているので、トラブルに巻き込まれることがあったらすぐに大使館に助けを求めに行きましょう。

首都ラバトの観光名所

ラバトのおすすめ観光地は、「ムハンマド5世廟」です。こちらは名前の通り霊廟で、美しい建物が独特で神秘的で不思議な雰囲気が人気です。建物の外観や内装は、モロッコの文化や歴史を感じることのできる美しい観光地です。また、「ル・ドゥ」というレストランが人気です。ここは貿易船を改造した外観になっており、モロッコの歴史を感じながら食事を楽しめます。首都ラバトはモロッコへ旅行へ行く際にはまず足を運んでいただきたい場所です。

カサブランカの治安

モロッコ第二の都市・カサブランカ。カサブランカでは2003年以降テロや爆破事件が頻発しています。観光客がテロなどの重大な犯罪被害に遭う危険性の高い都市としても有名ですので、旅行の際は十分に注意しましょう。持ち物には気を付けて、人ごみの少ない路地などは歩かないようにしましょう。

カサブランカの観光名所

カサブランカの有名な観光名所といえば、「ハッサン2世モスク」でしょう。「ハッサン2世モスク」は、アフリカ最大のモスクです。
美しい60階建てのミナレットが特徴的なイスラムの礼拝所です。礼拝所は神聖な場所なので、旅行の際は騒がないように気を付け、女性は肌の露出を控えてストールや上着を羽織って足を運びましょう。

マラケシュの治安

マラケシュは有名な観光地が多いですが、2011年にはカフェで爆弾テロが発生し、多数の死傷者が出たことでも有名です。モロッコはイスラム教穏健派の国ですが、過激派が潜んでいる危険性もありますので、旅行の際は注意が必要です。

マラケシュの観光名所

マラケシュは、「ジャマ・エル・フナ広場」や、「エルバディ宮殿」、「サアード朝の墳墓群」などたくさんの観光名所があります。マラケシュで、モロッコの歴史や文化をたっぷり味わいたいという方には、「メディナウォールズ」に宿泊することをおすすめします。マラケシュには国際空港があるので、入国にも便利な場所です。
「ジャマ・エル・フナ広場」は朝から夜まで非常に賑わう地域です。モロッコの歴史や文化を感じながら、ダンサーやヘビ使いといった見世物、衣装や雑貨、音楽などを楽しめます。屋台で売られている食べ物もあり、モロッコの文化を感じられるすべてがそろったような場所です。モロッコ旅行をするならぜひ足を運んでいただきたい場所です。

シャウエンの治安

シャウエンは年間を通してすごしやすい気候が特徴で、温厚な人が多い地域だといわれています。モロッコでも特に治安の良い都市です。スリや盗難といった危険性は低いといわれています。しかしシャウエンでは大麻の栽培が盛んです。シャウエンの街中では、違法で大麻を販売するひとが多いので、巻き込まれて危険な目に合わないよう十分に気を付けてください。

シャウエンの観光名所

シャウエンは地中海に面しており、青と白の建物のコントラストが美しい旅行者にも非常に人気の街です。スペインとアラブの両方の文化が融合している小さな街で、一人旅やハイキングなど、モロッコの自然と文化を感じたい方におすすめです。
シャウエンには「プラザ・ウタ・エル・ハンマム」という広場があります。有名な観光名所で、リフ山の美しい景色を見ながら食事を楽しむことができます。

エッサウィラの治安

エッサウィラは旅行者が少なく、のんびり旅行ができる地域になっています。大西洋に面しており過ごしやすい地域ですが、2016年にはISのテログループが潜伏していたこともあります。現在は安全になっていますが、ラマダンの期間の旅行は避けて、街を歩く際も十分に気を付けましょう。

エッサウィラの観光名所

旧市街地が世界遺産に登録された青と白のコントラストが美しい町です。モロッコの伝統音楽である「グナワ」が楽しめます。エッサウィラには電車がないので、バスを利用します。エッサウィラの市場、「スーク」はモロッコの伝統衣装や陶器、食べ物などさまざまな伝統のものが売られています。モロッコの文化を肌で感じることができ、モロッコ土産を買うのには抜群の観光名所です。

フェズの治安

フェズはイスラム教の信仰が非常に厚い地域です。旧市街や市内のイスラム教施設の大半は異教徒が入ることができません。また、旅行者を狙ったスリや盗難といった被害が大きいことでも有名です。さらに、フェズで有名な「旧市街」は世界最大迷宮とも呼ばれており、ここは道が入り組んでいてわかりにくいために偽ガイドが多いです。日中はもちろん夜間は特に治安が悪くなりますので、街を歩く際は十分に注意しましょう。事前にツアーに申し込むのがおすすめです。

フェズの観光名所

9世紀に作られたという「フェズエルバリ」という迷路のように入り組んだ旧市街が有名です。ほかにも「カラウィーイーンモスク」や「メラー」、「メリニド墳墓群」といった観光名所があります。建物の美しさや伝統的な雑貨、衣装など、モロッコの文化と伝統を楽しむことができます。

砂漠地域の治安

モロッコのサハラ砂漠エリアは非常に人気の観光地ですが、ほかの都市と比較するとあまり治安がよくありません。砂漠観光ツアーの悪徳業者などもいて、過去には不当な金額の請求をされたケースもあります。また砂嵐がひどいことがありで行方不明者が出た過去もあるため、十分な注意が必要です。

砂漠地域の観光名所

一番人気はやはりラクダに乗って砂漠を観光できるツアーです。砂漠の観光には9月が旅行のベストシーズンといわれていますが、一人旅はできるだけ避け、一人で行く際はツアーに他の参加者がいるかどうかを必ず確認するようにしましょう。
マラケシュで有名な観光地です。昼夜ひとで賑わう広場は、ジュース屋台や土産物屋などがたくさん並んでいます。商魂のたくましい商売人たちが土産を売っていたり、地元の人々が集まって音楽を演奏していたりゲームを楽しんでいたりします。雑多なお祭りの雰囲気が好きな方にはぜひおすすめの観光地です。
写真撮影や客引き、ヘナタトゥーには注意してください。自撮りしているだけでも、大道芸人たちにチップを要求されたりします。街の様子を撮影したいなら、近くのカフェのテラスから撮影することをおすすめします。屋台の客引きはどこもかなり激しいので、いらない場合はきっちり断りましょう。また、歩いていると腕を取られてヘナタトゥーを勝手に描かれ、料金を要求されることもあるようなので、注意してください。
北アフリカ最大で、世界最古のモスクです。イスラム教徒以外の立ち入りができませんが、門の外から眺めるだけでも楽しめるモスクです。モザイク模様が素晴らしく、非常に豪華で美しいタイルが敷き詰められています。イスラム教徒以外のひとが立ち入ることはできませんが、門の外から中を覗いて写真を撮ることはできます。
フェズは宗教と文化の街です。フェズには、世界最大の迷宮と呼ばれる旧市街があり、ガイドなしでの一人歩きは非常に難しいと言われています。決して衛生的とは言えませんが、土壁の建物にはめ込まれたモザイクスタイルや絨毯、店頭のランプなど雑然とした雰囲気から独特の文化を感じることができます。よほど慣れていないと、自分がどこを歩いているかもわからなくなるので、政府公認のツアーガイドをお願いすると良いでしょう。
シャウエンの街にあるスクエアです。リフ山の美しい景色を眺めながら食事もできます。目の前にはカスパの塔とグランモスクがあり、広場にはカフェやレストラン、土産物屋が並んでいます。大道芸人が芸を披露したりもしており、のんびりと楽しめる場所です。リフ山の麓にある広場から山側の斜面には、階段状に広がるブルーの小道が迷路のように入り組んでおり、この小道の散策をするのもおすすめです。
アフリカ大陸北西部にあるモロッコは、比較的安定していますが、それでも「治安レベル1」の国です。地域によってはテロの脅威がまったくないというわけでなく、スリや盗難などの危険は常に潜んでいます。しかし、歴史のある独特のイスラム文化圏の国ですので、美しい街並みや独自の文化の面白い国でもあります。
モロッコを安全に楽しむために、スリや盗難、押し売りや、偽ガイドには十分に気を付けましょう。また、ラマダンの期間だけは治安が著しく悪化するため、スケジュールには十分注意をして、モロッコ旅行を楽しみましょう。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://www.instagram.com/p/Bl01MgvgjaY/