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イタリア旅行・治安情報【2018年】行く前に知っておきたいこと

2024.02.25

美しい街並みや建造物が印象的なイタリア。世界中の多くの観光客を魅了するイタリアですが、なんと一部では「治安が悪い」という声も挙がっているんです。果たして、イタリアの治安の実情はどうなんでしょうか?今回はそちらを紐解いていこうと思います。

  1. イタリアってこんな国
  2. 外務省の海外安全ホームページについて
  3. 外務省が発信するイタリアの治安
  4. イタリア主要都市の治安事情
  5. 【イタリアの治安考察①】旅行者が巻き込まれやすいトラブル
  6. 【イタリアの治安考察②】主な犯罪の手口と被害に遭った時の対処法
  7. 【イタリアの治安考察③】トラブルを未然に防ぐためには
  8. 【イタリアの治安考察④】マフィアについて
  9. イタリアの治安は良い?悪い?
  10. イタリアの治安事情まとめ
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イタリアは南ヨーロッパに属する文化・経済ともに発達した国です。美しい街並み、観光名所、美味しいイタリア料理、気品高い高級ブランド店など魅力たっぷりのイタリアは、世界中の人々を魅了し続けています。多くの観光客が訪れ、日本からもたくさん旅行へ行くイタリアですが「イタリアは治安が悪い」という噂を耳にする機会は、意外にも少なくないんですよね。今回は、そんなイタリアの治安事情を紹介していきます。
引用: https://www.silhouette-illust.com/wp-content/uploads/2016/10/14190-300x300.jpg
日本の外務省による「海外安全ホームページ」では、各国の治安情報や感染症情報を発信しています。治安や情勢は日々変動することがあるため、旅行の際には必ず事前にチェックしておきましょう。

危険レベル1〜4について

引用: https://travel.watch.impress.co.jp/img/trw/docs/715/388/02_s.png
外務省は、国や地域ごとの治安の悪さをレベルを1〜4の4段階に分けて発信しており、数字が大きくなるほど治安が悪い地域という判断ができます。簡単にレベルごとの解説をします。レベル1は、渡航の際に十分に注意するように呼びかける注意喚起として発令されており、外国人旅行者を狙ったスリや詐欺などの被害に遭う可能性がある地域です。レベル2は、渡航禁止ではないけれど不必要な渡航を禁止する注意喚起として発令される地域に発令されます。レベル3は渡航禁止勧告なのでいかなる場合でも渡航することができません。レベル4は退避勧告といって、現地滞在中の日本人に別の地域へ退避を促す勧告でして、もちろん渡航は全面禁止されています。
引用: https://traveltabi.com/wp-content/uploads/2016/05/tabi-anzen-2.jpg
上の画像は実際に外務省が発表しているイタリアの治安状況ですが、現在イタリアでは危険地域や感染症発生地域が確認されていないです。一応、テロや死亡事故などの心配はあまりなく、観光旅行をする分には治安が安定しているという認識で大丈夫です。
引用: http://italia-ryugaku.com/images/live-in-italy/pickpocket.jpg
ローマでは、地下鉄や路線バス内・観光スポットでは軽犯罪が多発しているというデータがあります。イタリアでは、都市部になればなるほど軽犯罪による被害報告数が多いため、治安が悪いと言われています。
引用: https://yuuma7.com/wp-content/uploads/2014/12/LeaningTowerofPisa.jpg
なぜなら、外国人旅行客が集まる都市では旅行客を狙った犯行をしやすいからです。また、人口が多いため犯罪を働く人数の絶対数も多いというのも一因としてありますが、人が多い場所というのは犯罪を犯したあとに人混みなどに紛れやすいということで犯人にとって都合の良い環境でもあるからです。
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こういう理由から、イタリアに限らずほとんどの国で、都市部ほど治安が悪いとされるのは頷けますね。イタリア国内の都市部の中でも比較的治安が良いとされている街はミラノで、深夜でなければ夜間でも町歩きが可能という声も挙がっています。しかしいくら治安が良いと言われているミラノでも日本ほど安全というわけではありませんし、あくまでもイタリアの都市部にしては治安が良いとされているだけです。ミラノでも例外なく、男女問わず一人での外出は避けたほうが無難ですね。
引用: https://tabizine.jp/wp-content/uploads/2015/05/33602-04.jpg
イタリアでは、外国人旅行者をターゲットとした軽犯罪が多発しており、特に観光スポットや地下鉄での置き引きやスリが多いです。また、ローマなどの観光客が多い都市では深夜を中心に強盗・睡眠薬強盗が、ミラノでは車上荒らしなども発生しており、ナポリではバイクによるひったくりの被害も多いです。

スリ

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ローマ・ミラノ・フィレンツェ・ナポリなどの主要都市全般で多発しているスリは複数人グループでの犯行が多く、子供連れの女性などが犯人である場合もあるそうです。主な手口は一人が話しかけてきて気を取らせている隙に仲間が財布などを奪うといったパターンです。駅の券売機、エスカレーターやエレベーター、観光地で多発しています。カバンは後ろに回さず前にかける、カバンのチャックは閉めておく、誰かに話しかけられたら手荷物はしっかり手でガードする等の対策を徹底すれば未然に防げるトラブルです。

強盗

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深夜のローマなどで多発している強盗の手口として、数人に暴行をされたあと金目のものを奪われたり、睡眠薬を入れられた飲み物を飲まされて睡眠薬によって眠ってしまっているうちに貴重品を奪われるパターンです。これらの対策は、とにかく夜間のむやみな外出を避けることです。

車上荒らし

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ミラノで多い車上荒らしは、ガラス窓を割って金品を奪うものの他に、車のタイヤを全てパンクさせて所有者がそれに気をとられている隙に金目のものを奪ったり、パンク修理を手伝うふりをして貴重品管理の注意を逸らしてから奪うパターンが多いです。もしパンクさせられてタイヤの修理などを行う場合は車のドアは施錠し貴重品は身につけておくようにしましょう。
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上記の様々な犯行パターンを見ていると、未然に防ぐことができるトラブルばかりであるということがわかりますよね。特に注意すべきなのは、ローマやミラノなどの都市部では決して油断しない・夜間の外出はしない・貴重品は常に肌身離さず管理する・手荷物バッグは前で持つという点です。これらはイタリアに限ったことではなく、海外旅行において安全を確保する上で基本事項ですよね。
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もっと言えば、夜間は特にメイン通りの道から一本外れた人通りの少ない道は歩かない・止むを得ず夜に外出する場合は一人では絶対にしない・見知らぬ人から食べ物や飲み物をもらっても決して口にしない・むやみに知らない人に着いていかない等の注意も必要ですね。あまり難しく考えず、他の海外旅行のとき同様の安全対策を徹底しておけば、トラブルを未然に防ぐことができます。
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映画などでよく取り上げられているため、イタリアのイメージとして定着している「マフィア」。現在イタリアでは国を挙げてマフィアへの取り締まりを強化しているためそこまで神経質に心配しなくても大丈夫でしょう。普通に観光旅行で訪れる分には、マフィアと関わりうる機会はほとんど無いと考えても良いと思います。しかし、だからといって油断は禁物ですので最低限の安全対策のもと滞在するよう心がけてください。
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さて、ここまでイタリアで発生している犯罪の実情をいくつか紹介いたしましたが、果たして本当にイタリアは治安が悪いんでしょうか。正直、この問題はとても難しいですね。世界中でも治安がずば抜けて良いことで知られる日本を基準とすると、イタリアはもちろん治安の悪い国と言えます。
引用: http://italia-jouhou.up.n.seesaa.net/italia-jouhou/image/kodai-roma-2.jpg?d=a1
しかし、世界中の治安情報を発信する外務省によるとイタリアの危険情報は発表されていません。軽犯罪の多いローマやナポリ・ミラノなどの地域ですら危険地域とされていないのです。つまり、スリやひったくりなどの軽犯罪は多いものの命に直接関わる事件やテロなどはほとんど起きていないということですね。なので、世界レベルで見るとイタリアの治安は悪いとは言わず意外にも良い方なのかもしれませんね。
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本記事ではイタリアの治安事情を紹介いたしました。イタリアが「治安が悪い」と言われる原因として、観光客を狙った軽犯罪が非常に多いという点が第一に挙げられることがわかりましたね。しかしイタリアで遭遇し得るトラブルの多くは、安全対策を怠らず細心の注意を払って過ごすことによって防げるものばかりなんです。
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どこの国へ旅行に行くにしても、事前に現地の治安や情勢をリサーチして現地でありがちな事件やトラブルのパターンを知っておくことはトラブル回避につながります。無知で旅行に行くことが何よりも危険なので、イタリア旅行の際にはぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://stworld.jp/area_guide/images/it_images/city/ROM/ROM_main.jpg