1923年(大正12年)に、日本唯一の海岸沖合を埋め立てて造られた運河です。当初は運搬目的の水路でしたが、現在は整備され小樽を代表する観光地となっています。緩やかな湾曲が特徴で、運河沿いの石造り倉庫群は、当時そのままの姿でレストランなどに使われています。まるでヨーロッパの様などこか異国的な風景が大人気のイチ押しスポットです。
夕暮れにはガス灯と共に建物がライトアップされ、昼の姿とは違った幻想的な風景になります。毎年2月には、「小樽雪明りの路」のメイン会場になり、たくさんのろうそくに照らされる雪の運河の美しさに大勢の観光客で賑わいます。
小樽市 :小樽運河
小樽運河 0134-32-4111 内線266、267、450、451(産業港湾部観光振興室)
天狗山は、標高532.4mの山で、山頂からは小樽港・石狩湾などの日本海や市街、晴れた日には、暑寒別連邦や積丹半島などが一望できます。山頂までロープウェイ・観光道路(夏季のみ)・登山道などがあり、多彩な楽しみ方ができます。また、冬は港の見えるスキー場として、スキーヤー達にも親しまれています。シマリス公園や山頂レストハウスもあるのでご家族連れでも安心して楽しめます。
北海道三大夜景として有名で、山頂から見下ろす市街の夜景の、煌めくばかりの美しさに我を忘れてしまいます。
山頂レストハウスの真正面にある「シマリス公園」では、シマリスに餌をやって直接ふれあうことができます。人懐こいリスの可愛さに、キュンキュン。夏季だけの営業なので、確認の上、訪問してください。
明治以降、商業都市として発達した小樽。金融業も発達し各銀行が建てられ、この地区は「北のウォール街」と呼ばれ発展しました。当時の繁栄をしのぶ魅力的なレトロ建築の洋館が立ち並び、小樽市の「歴史的建造物および景観地区」として保存されています。小樽駅から徒歩で10分と近いので、ちょっと足をのばして訪れてみてはいかがですか?
1912年(大正元年)に日本銀行小樽支店として建てられ、2002年には営業を終了。現在は、金融資料館として当時の貴重な資料と共に、日本銀行の業務や歴史、小樽の発展について展示しています。歴史展示ゾーン、業務展示ゾーン、マルチメディアゾーンに分かれ、1億円の重さ体験や、お札の偽造防止技術体験など様々な体験が楽しめます。外観もルネサンス様式を取り入れた建物で東京駅を手掛けた辰野金吾のもの。ライトアップされた荘厳な美しさは、昼とはまた違った姿を見せてくれます。
高い吹き抜けの天井に木のバルコニーが暖かい雰囲気。アイヌの守神のシマフクロウの像が、何処かに隠れているので探してみるのも楽しいですよ。
小樽芸術村は、歴史的建造物の保存・管理・研究と共に、気軽に芸術・文化にふれられるようにとニトリが公開しています。20世紀初頭に建てられた4つの建物を中心に、自社所有の芸術品を時代背景に合うものを展示。「旧三井銀行小樽支店」は、1927年竣工、関東大震災を教訓に、当時最新の耐震技術を駆使して造られたルネッサンス様式の建物で、内部は当時そのままの古典的な雰囲気を残しています。他にもステンドグラス美術館など、見所満載です。
ステンドグラス美術館は、ステンドグラスの荘厳な輝きに圧倒されるばかりです。
小樽芸術村公式サイト 似鳥美術館
歴史と芸術が、響きあう。小樽芸術村は四棟の歴史的建造物からなる複合的な芸術空間です。を小樽が栄華を誇っていた20世紀初頭の日本や世界の優れた美術品・工芸品をご鑑賞いただけます。0134-31-1033
メルヘン交差点にある、明治45年に建てられたレンガ造りの建物でオルゴール専門店です。入り口前の珍しい蒸気時計が目印。内部はアンティークな内装で広く、世界各国から3400種類ものオルゴールが集められています。大きなアンティークオルゴールなども展示・演奏もされていて、レトロな建物に響くオルゴールの音は、私達をノスタルジックな空間に誘ってくれます。
広々とした吹き抜けの内部は、木の階段が3階まで続いていて異国風な雰囲気。ゆっくり見てまわるだけでも楽しくなります。
綺麗でかわいいオルゴールがいっぱいあって、見るだけでワクワクする、女の子の夢がいっぱい詰まった素敵な空間です。お気に入りのオルゴールを見つけてみてください。
小樽オルゴール堂本館
明治45年に建てられた小樽オルゴール堂本館の佇まい。ノスタルジックな空間でオルゴールの世界をお楽しみ下さい。 0134-22-1108
おたる水族館は海の地形を利用した北海道の大自然をそのまま取り入れた水族館です。海をそのまま囲った海獣公園の他、ペンギンのお散歩やイルカ・トド・セイウチのショーなど盛り沢山。4種類のアザラシも飼育展示され餌やりもできます。北海道に生息する希少生物や北の海の大きな生き物たちにも驚かされます。
飼育と言ってもほぼ野生のまま。時々野生のトドが入ってきたり、近くの岩でアザラシが休んでいたりと、北の海で暮らす海獣たちのワイルドな生態をそのまま見ることができます。
大人気のペンギンのお散歩。トコトコと並んで歩くペンギンの可愛さにあなたも夢中!
明治39年(1906年)に建てられた、明治後期の代表的な商家建築で、レトロ感あふれる建物です。内部はおしゃれな雰囲気のお店で、和風の硝子器を中心に小樽市内で造られた手作り硝子などを展示販売しています。トンボ玉の体験コーナーなどもあり、ゆっくりとした時間を過ごしたい方にはおすすめです。周辺には、コンセプトの違う姉妹店もたくさんあるので、はしごしながらお気に入りのガラスを見つけてみても良いかも?
和風硝子の持つどこか懐かしい独特の柔らかな光に、見ているとつい手に取ってしまいたくなります。
北一硝子は、110年以上の歴史を持つ小樽のガラス製造の老舗です。運河地区に近いこの地域は、北一硝子の歴史的建物を生かしたショップやカフェ、美術館など多彩な建物が立ち並びます。ガラスの街小樽の歴史の香りを感じながら散策しても楽しめます。
北一硝子三号館は、明治期の石造りの倉庫を利用した建物で、カフェや工房、和洋カントリーのガラスショップが入っています。喫茶北一ホールには、167個の石油ランプが灯り、独特のちょっとほの暗い優しい光が、落ち着いた情緒的な雰囲気を醸し出しています。
こんなかわいいガラスも。たくさんあって選ぶのに迷ってしまいます。
北一硝子
北海道小樽で手作り硝子の製造、販売を行う北一硝子の公式サイトです 0134-33-1993
外観は、ベネツィアのグラッシィ宮殿をモデルにしており、展示室では、18世紀の宮殿の再現や四季折々の貴族の生活スタイル、ベネツィア硝子の展示をしています。衣装文化体験では、イタリア直輸入のドレスを着て記念撮影もできるのでおすすめ。最上階の中世イタリアを模したカフェで、ベネツィアの優雅な貴族の気分でちょっと一息。
ベネツィアの仮面のコレクションがいっぱい並んでいます。ひとつひとつが芸術作品で見ごたえがあります。
美しいイタリアドレスを着て華麗な貴族のお部屋で寛ぐと、憧れの中世ベネツィアのお姫様になったよう。インスタ映え間違いなしです。
北一ヴェネツィア美術館
水の都ヴェネツィアの古くから受け継がれた豊かで潤いのある文化を紹介しています。 0134-33-1717
南小樽駅から徒歩で10分の所にある、小樽観光の中心地にある交差点です。付近には、小樽オルゴール堂や菓子店のルタオの本店など、西洋風の建物が立ち並び、常に観光客が行き交う賑やかな場所となっています。
交差点にある常夜灯は、この地区のランドマークになっており、明治期の常夜灯を再現したものです。夕方になるとセンサーで明かりが灯り、さながらヨーロッパの街角のようなノスタルジックな雰囲気になります。写真は「ルタオ本店」前のベストカメラスポットです。
沖縄だけでなく、北海道にも青の洞窟が数か所あり、小樽のすぐ近くにもあります。海水の浸食によってできた独特な地形、太陽の光が入る角度など、多くの条件が揃った場所でのみ見ることができる、自然の偶然が織りなす奇跡の産物です。小樽の青の洞窟は入り口が広くボートで洞窟の中に入ることができるため、子供からお年寄りまで観光地感覚で気軽に参加できます。神秘的な美しさに思わず我を忘れます。
透明な美しいブルーの水面がすぐ間近に見れます。4月下旬から10月までの期間だけのツアーなので、機会を逃さずぜひ一度は訪れてみて下さい。青の洞窟クルーズは、複数の会社がツアーを出しているので、条件をよく確認の上予約をしてください。
石狩湾を一望できる絶景スポットです。岬の上には「鰊御殿」と「日和山灯台」を、手前には「おたる水族館」を臨むことができ、そのすぐそばの岩場では、野生のトドの休んでいる姿が目撃されることもあります。天気が良ければ積丹半島や暑寒岳も見え、北海道の大自然を目いっぱい満喫できます。
崖側の景観は、ダイナミックで迫力満点。特に夕方の日没にかけて、うす暗くなっていく中にオレンジの太陽が海と空に映える光景は、美しさと共に独特の寂寥感を覚えます。
いかがでしたか?明治の香りを残す商業発展の歴史を感じる街、港と共に発展してきた運河とガラスの街、小樽。小樽を訪れる際には、ぜひ参考にして楽しんでいただけたら幸いです。