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ドイツに行ったらチェックしたい有名な伝統スイーツを紹介!

2018.05.08

ドイツのスイーツといえば、バームクーヘンが突出して有名ですが、ドイツのスイーツは、比較的甘さ控えめで日本人の口にもよく合うといわれています。地味な色味のものが多く、「インスタ映え」するというわけではありませんが、素材にこだわった良質なスイーツが揃っています。

  1. ドイツの伝統的スイーツについて
  2. ドイツの伝統的スイーツ①『バウムクーヘン』ー作るのには資格のいる格調高いスイーツ
  3. ドイツの伝統的スイーツ②『シュトレン』ークリスマスまでのお楽しみ!
  4. ドイツの伝統的スイーツ③『シュネッケ』ーパン屋さんのシナモンロールに似ている
  5. ドイツの伝統的スイーツ④『レープクーヘン』ー素朴なものから芸術的な物まで
  6. ドイツの伝統的スイーツ⑤『ダンプフヌーデルン』ードイツ版蒸しパン風スイーツ
  7. ドイツの伝統的スイーツ⑥『フランクフルタークランツ』ー日本で食べたくなったらユーハイムへ!
  8. ドイツの伝統的スイーツ⑦『シュトロイゼルクーヘン』ーサクサクの「バターそぼろ」がおいしい!
  9. ドイツの伝統的スイーツ⑧『シュネーバル』ー「雪の玉」という名のかわいいスイーツ
  10. ドイツの伝統的スイーツ⑨『アイアシェッケ』ードイツ版「ベイクドチーズケーキ」
  11. ドイツの伝統的スイーツ⑩『ツィムトヴァッフェル』ーワッフルメーカーさえあれば簡単!
  12. ドイツの伝統的スイーツのまとめ
ドイツのスイーツ、特に伝統的なスイーツは、クリスマス用のスイーツが多く、ドイツ人がいかにクリスマスを大切なものと考えているのかがよくわかります。ドイツ人にとっての「クリスマス」は、12月24日と25日だけではありません。クリスマスから逆算して四週間分の日曜日を含む週を「アドベント」と呼び、アドベントの最初の日から、クリスマス(降誕祭)までを祝います。その象徴的なスイーツが、後述する幼子イエスをくるむ産着に見える「シュトレン」。毎年のクリスマスを心待ちにするドイツ人の気持ちがあらわれたスイーツです。
バウムクーヘン(Baumkuchen)がドイツ発祥のスイーツだという話は有名ですよね。1919年(大正8年)に広島で開催された「ドイツ作品展示即売会」において、ドイツ人の「カール・ユーハイム」氏によって紹介されたのが、日本におけるバウムクーヘンの歴史の始まりです。その後、現在に至るまで、ユーハイム社をはじめとする日本の菓子メーカーの努力により日本人の口に合うバウムクーヘンが次々に発売されてきましたが、一方、ドイツでは伝統的ではあるけれど、結婚式などで食べるくらいで、それほど有名なスイーツではありません。

ドイツよりむしろ日本の定番スイーツ

バウムクーヘン発祥の地、ドイツでは、国立菓子協会で「ベイキングパウダーは使用しないこと」「油脂はバターのみ」など、バウムクーヘンの定義が細かく決められており、マイスター(菓子職人)にも資格がいるなど、日本のように「手軽な三時のおやつ」としては育っていません。それでも、バウムクーヘン発祥の地、「ザルツヴェーデル」では、あちこちにバウムクーヘンを売るコンディトライ(お菓子屋さん)が存在し、カフェでも食べることができます。ただし、カットの仕方が薄切りだったり、スパイスを使っていたりで、日本人がイメージするバウムクーヘンとはかなり違っています。
「シュトレン(Stollen)」という名前はドイツ語で「坑道」を意味し、トンネルのような形をしていることからこの名前が付けられました。発祥はドレスデンといわれ、その起源は古く14世紀までさかのぼり、当時の司教へのクリスマスの贈り物であるとされています。

クリスマスを待ち望むドイツ人の気持ちが伝わるスイーツ

ドイツでは、クリスマスの4週間前(アドベントの最初)に「シュトレン」を作り、少しづつスライスしながらクリスマス当日まで食べ続けるのが習慣だとのことです。日が経つにつれ、生地の中に練り込んだドライフルーツの風味が広がっていき、どんどんおいしくなっていくのがこのスイーツの特徴。日本でも見かけますが、日持ちのするパンとして有名です。2か月くらいは持つそうですので、味の変化も楽しみたいですね。真っ白な粉砂糖がふりかけられていることから、幼子イエスを産着でくるんだ形に見えるといわれ、まさにクリスマスシーズンにぴったりのスイーツです。
「シュネッケ(Schnecke)」は、ドイツ語で「カタツムリ」という名前の菓子パン。日本のパン屋さんで販売されているシナモンロールに似た形です。ドイツのパン屋さんでは置いていない店はないくらい有名なスイーツ。ケシの実やシナモン、ナッツ、カスタードクリーム、ドライフルーツなど、さまざまなバリエーションがあります。

出来立てが一番おいしいシュネッケ

バターの香りが口の中に広がるソフトな菓子パン。こちらに関しては日本の菓子パンと同じで、出来立てが一番おいしそうですね。
レープクーヘン (独: Lebkuchen) は、蜂蜜・香辛料、またはオレンジ・レモンの皮やナッツ類を用いて作ったケーキの一種で、ドイツを中心に中央ヨーロッパ各地で作られている。ドイツではクリスマスに飾ることで知られ、特に家の形をしたものはホイスヒェン (Häuschen) 、プフェッファークーヘンハウス (Pfefferkuchenhaus) と呼ばれる。

日本では「クッキー」と呼びたくなる「レープクーヘン(Lebkuchen)」は、クリスマスシーズンにはかかせないドイツの有名スイーツ。甘味料にはハチミツ。コリアンダーやジンジャー、ナツメグなどのスパイスを使いますので、私たちが想像する「クッキー」とは異なりますね。こちらも、バウムクーヘン同様、最低限の品質がドイツの法律によって決められています。

「クリスマス飾り」としても優等生のフォトジェニックスイーツ

クリスマスの定番のお菓子ということもあり、食べて楽しむだけではなく、「飾りとして」見て楽しむ側面もあるスイーツ。14世紀以前からすでに、修道院で作られていた伝統のあるお菓子です。素朴なものから、アイシングでデコレーションされたものまで、多種多様。ヘンゼルとグレーテルが迷いこんだ「お菓子のお家」のようなものまであり、ドイツでは珍しく、インスタ映えするスイーツでもあります。
この中華まんのようなスイーツは、「ダンプフヌーデルン(Dampfnudel)」。日本でイメージする「蒸しパン風のもの」に温かいバニラソースをたっぷりかけていただきます。南ドイツでは冬のスイーツの定番として有名。

プレーンタイプのものはスイーツにもお料理にもなります!

ダンプフヌーデルンの「ヌーデル(Nudel)」は、麺類を意味し、「クネーデル(Knödel:だんご)」が語源となっています。ダンプフヌーデルンには、中身が入っていないプレーンタイプのものと、煮リンゴが入ったものの2種があり、スイーツとして食べられるほか、プレーンタイプのものを「お料理」にアレンジして食べる家庭もあるそうです。
「フランクフルタークランツ(Frankfurter Kranz)」は、バタークリームをふんだんに使用したドイツの定番スイーツです。クリンツ「Kranz」は花輪・リースの意味であり、中央部に穴の開いたドーナツのような形をしていることから、このような名前が付いています。クロカン(krokant)と呼ばれるカラメルを絡ませたクルミで覆われているのも特徴。こちらもドイツでは、クリスマスなど、特別な時に食べる伝統的なスイーツ。

ユーハイムの「フランクフルタークランツ」は、バタークリームとは思えない軽さ

日本では、有名デパートなどに出店している「ユーハイム」の「フランクフルタークランツ」が人気。北は北海道から南は九州のデパートで、手軽に伝統的なドイツのスイーツが手に入ります。(2018年5月現在)

詳細情報

「シュトロイゼルクーヘン(Streuselkuchen)」は、イーストで発酵させた生地の上にそぼろ状のバターを散りばめた伝統的なスイーツ。「Streusel」はそぼろ、「kuchen」はお菓子という意味のドイツ語。そぼろは、バター、砂糖、小麦粉を混ぜて作ったもので、サクサクした歯ごたえが魅力。そぼろにはグラノーラやナッツ類を混ぜることもあります。

さまざまなバリエーションが広がるドイツスイーツの定番

カスタードクリームや、チョコレート、ドライフルーツを合わせるなどさまざまなバリエーションがあります。ドイツのスイーツショップやパン屋さんの定番のお菓子です。
シュネーバル(Schneeball)は、「雪の玉」を意味するソフトボール大のドイツの伝統的スイーツ。ひも状の生地をくるくると巻いてボールのような形にし、油で揚げたものです。発祥は、観光地としても人気のローテンブルク。シナモン、バニラ、チョコなど、味には様々なバリエーションがあります。

甘さ控えめで日本人にも大好評!

サクサクしたものからしっとりしたものまで、家庭、お店によって、食感はさまざま。どのお店のものも、甘さ控えめなので、日本人の口には合いそうです。一か月半程度日持ちがしますので、お土産にもおすすめ。
「アイアシェッケ(Eierschecke)」は、ドイツ語でまだらの(Schecke)卵(Eier)という意味のいわゆる「ベイクドチーズケーキ」。名前は、表面がまだらになっていることに由来します。ドレスデン地方の伝統的なスイーツです。

断面が綺麗な層になった素朴なスイーツ

家庭、お店によってバリエーションはありますが、カスタードクリーム、チーズクリーム、スポンジ、ビスケット生地などが層になっているのが特徴。レーズンなどが入っていることもあります。
「ツィムトヴァッフェル(Zimtwaffeln)」は、「シナモンワッフル。ドイツのクリスマスの定番のお菓子としても有名です。ご覧の通り、ワッフルよりもクッキーに近いパリッとした食感。

日本でもいつか流行しそうな?ワッフルメーカー

このような、かわいいワッフルメーカーで手作りします。まさにドイツの「お母さんの味」ですね。京都お土産の定番「八つ橋」に似ているとの声もあります。原材料が、バター、砂糖、たまご、小麦粉、そしてシナモンなので、ほぼ同じでしょうね。
ドイツは、シンプルだけど素材にこだわったスイーツが多いのが特徴です。クリスマスを家族や仲の良い人たちと楽しく過ごしたいという気持ちがいっぱいこもった愛情いっぱいのスイーツの数々。そのせいか、見ためも心和むような温かいイメージのものが多いですね。キリスト教国でない日本も、大切な人たちとドイツのような温かくて素敵なクリスマスを過ごしてみたいですね。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://www.flickr.com/photos/rucksackkruemel/3868802404/