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【2018年】スペインの世界遺産!絶対に行くべきおすすめの世界遺産16選!

2024.02.25

スペインの世界遺産の登録数は47。数のランキングでいうと1位はイタリアの54、次いで中国の53.スペインは世界ランキング3位になります。スペイン内の有名ランキングとして世界中から人が訪れるおすすめ世界遺産をご紹介しましょう。世界遺産巡りをお楽しみください!

  1. はじめに
  2. 世界遺産の概要
  3. スペインの世界遺産
  4. ★有名ランキング16位【2018年】スペインの世界遺産!絶対に行くべきおすすめの世界遺産16選!■カタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院
  5. ★有名ランキング15位【2018年】スペインの世界遺産!絶対に行くべきおすすめの世界遺産16選!■ヴァレンシアのラ・ロンハ・デ・ラ・セダ
  6. ★有名ランキング14位【2018年】スペインの世界遺産!絶対に行くべきおすすめの世界遺産16選!■アビラ旧市街と市壁外の教会群
  7. ★有名ランキング13位【2018年】スペインの世界遺産!絶対に行くべきおすすめの世界遺産16選!■エル・エスコリアル修道院と王室用地
  8. ★有名ランキング12位【2018年】スペインの世界遺産!絶対に行くべきおすすめの世界遺産16選!■ビスカヤ橋
  9. ★有名ランキング11位【2018年】スペインの世界遺産!絶対に行くべきおすすめの世界遺産16選!■歴史的城塞都市クエンカ
  10. ★有名ランキング10位【2018年】スペインの世界遺産!絶対に行くべきおすすめの世界遺産16選!■サラマンカの旧市街
  11. ★有名ランキング9位【2018年】スペインの世界遺産!絶対に行くべきおすすめの世界遺産16選!■サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路:カミオ・フランセスとスペイン北部巡礼路
  12. ★有名ランキング8位【2018年】スペインの世界遺産!絶対に行くべきおすすめの世界遺産16選!■ピレネー山脈のモン・ペルデュ
  13. ★有名ランキング7位【2018年】スペインの世界遺産!絶対に行くべきおすすめの世界遺産16選!■コルドバ歴史地区
  14. ★有名ランキング6位【2018年】スペインの世界遺産!絶対に行くべきおすすめの世界遺産16選!■古都トレド
  15. ★有名ランキング5位【2018年】スペインの世界遺産!絶対に行くべきおすすめの世界遺産16選!■セビリアの大聖堂、アルカサルとインディアス古文書館
  16. ★有名ランキング4位【2018年】スペインの世界遺産!絶対に行くべきおすすめの世界遺産16選!■セゴビア旧市街とローマ水道橋
  17. ★有名ランキング3位【2018年】スペインの世界遺産!絶対に行くべきおすすめの世界遺産16選!■グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン地区
  18. ★有名ランキング2位【2018年】スペインの世界遺産!絶対に行くべきおすすめの世界遺産16選!■サンティアゴ・デ・コンポステーラ旧市街
  19. ★有名ランキング1位【2018年】スペインの世界遺産!絶対に行くべきおすすめの世界遺産16選!■アントニオ・ガウディの作品群
  20. ★おまけ【2018年】スペインの世界遺産!絶対に行くべきおすすめの世界遺産!■ドニャーナ国立公園
  21. まとめ
各国が持つ世界遺産の数のランキング1位は、イタリアで54件あります。54件の世界遺産の中で、有名所として世界中から人が訪れる人気ランキング1位は「ヴェネツィアとその潟」です。しかし、世界中の世界遺産の中で、人気ランキング1位は、カンボジアの「アンコールワット遺跡群」であり、「ヴェネツィアとその潟」は6位に当たります。中国内のランキング1位の「九寨溝の渓谷の景観と歴史地域」は、世界ランキングでは41位です。
スペインの世界遺産47件のうち、上位16件の世界遺産をご紹介しますが、そのそれぞれの世界遺産は、世界ランキングでは何位に当たるのでしょうか?世界遺産基準と共にお教えしましょう!
1972年のユネスコ総会で「世界遺産条約」(世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約)が採択され、この条約の基準に基づき、移動が不可能な不動産である文化財、景観、自然など、人類が共有すべき「顕著な普遍的価値」を持つ物件を「世界遺産リスト」に登録しています。
世界遺産条締約国は193か国。そのうちの167か国が世界遺産を持っています。2018年7月現在の世界遺産の総数は1092件で、文化遺産が845件、自然遺産が209件、文化遺産と自然遺産が混ざった複合遺産が38件です。文化遺産の中の基準がi~vi、自然遺産基準がvii~x、複合遺産はi~viの中の1つ以上とvii~xの中の1つ以上の組み合わせです。
47件の世界遺産を持つスペインですが、その47番目に登録された世界遺産は、2018年の第42回「世界遺産委員会」の審議を経て決定された、アンダルシア地方のコルドバ県にある「カリフ都市メディナ・アサーナ」です。後ウマイヤ朝時代の遺跡は、文化遺産の基準(iii)と(iv)を満たしています。
スペインの世界遺産の登録数は、2012年まではイタリアに次いで2位でしたが、2009年から2018年の10年間で16件もの世界遺産が登録された中国が2位になり、2018年現在は3位です。登録数47件の内訳は、文化遺産が41件、自然遺産が4件、文化遺産と自然遺産が合わさった複合遺産が2件です。

Palau de la Música Catalana y Hospital de Sant Pau(カタルーニャ地方)

ルイス・ドメネク・イ・モンタネルによる、バルセロナにあるモデルニスモ様式の建築物です。カタルーニャ音楽堂は、1905年から1908年にかけて造られた、内部にステンドグラスの施された天井を持つコンサートホール。ドームを持つレンガ造りのムデハル様式を取り入れた、6つの建物から成るサン・パウ病院は、1902年から1930年にかけて造られています。
●世界ランキング : 362位 ●分類 : 文化遺産 ●登録年 : 1997年 ●登録基準 :(i)(ii)(iv)

La Lonja de la Seda de Valencia(ヴァレンシア地方)

15世紀ごろに造られた、絹の商品取引所です。2000㎡以上もある広大な敷地内に建つゴシック様式の建物は「海の領事の広間」「塔」「柱のサロン」「オレンジの木の中庭」から成る古城を思わせる豪奢な建築物で、当時のバレンシアの経済力の大きさを物語っています。
●世界ランキング : 361位 ●分類 : 文化遺産 ●登録年 : 1996年 ●登録基準 :(i)(iv)

Casco antiguo de Ávila e iglesias extramuros(カスティージャ・イ・レオン地方)

花崗岩で造られた全長2500メートル、87の塔と9つの扉を持つ城壁。後陣にあたる塔が城壁と連結している珍しい建築で、スペイン初のゴシック様式とされている12世紀の大聖堂。サンタ・テレサの生家跡に、1636年にバロック様式で造られたサンタ・テレサ修道院。1515年に城壁の外に造られ、1535年から27年間、サンタ・テレサが修道女として暮らしたエンカルナシオン修道院などが登録基準の中に含まれます。
●世界ランキング : 338位 ●分類 : 文化遺産 ●登録年 : 1985年 ●登録基準 :(iii)(iv)

Monasterio de San Lorenzo de El Escorial y Real Sitio(マドリード)

日本の天正少年使節団が謁見した16世紀の王フェリッペ2世の命により造られた、修道院及び王の住居と周辺の王家用地です。フェリッペ2世の父であるカルロス1世からの、歴代の王の棺が納められている(フェリッペ5世とフェルナンド6世を除く)建物は、網焼きで処刑された聖ロレンソにちなみ、あらゆる所がバーベキューの網の形になっています。
●世界ランキング : 298位 ●分類 : 文化遺産 ●登録年 : 1984年 ●登録基準 :(i)(ii)(vi)

Puente de Vizcaya(ヴァスク地方)

ビスケー湾に面したネルビオン川に架かっている、1887年から1893年に造られた、全長164m、水面からの高さが45mの世界最古の運搬橋です。吊り下げられたゴンドラで人や物を運ぶ様式は、のちにヨーロッパ、アメリカやアフリカの運搬橋のモデルになりました。
●世界ランキング : 265位 ●分類 : 文化遺産 ●登録年 : 2006年 ●登録基準 :(i)(ii)

Ciudad histórica fortificada de Cuenca(カスティージャ・ラ・マンチャ地方)

スペインがイスラムに占領されている時代、切り立った断崖の上に、コルドバの防衛のために要塞として造られ、レコンキスタ後に町になり、16世紀以降は宗教的建造物が造られていきました。1196年に建設が始まり今もなお未完成の大聖堂は、アビラの大聖堂と共にスペイン初のゴシック様式です。
●世界ランキング : 220位 ●分類 : 文化遺産 ●登録年 : 1996年 ●登録基準 :(ii)(v)

Ciudad vieja de Salamanca(カスティージャ・イ・レオン地方)

古代ローマ帝国の植民都市から、イスラム時代を経てカトリックに町になったサラマンカは、イスラム建築様式、ゴシック様式、バロック様式などといった様々な文化の影響を受けた建造物が残っています。世界遺産登録の主要スポットは、12世紀に造られたスペイン最古のサラマンカ大学、マヨール広場、サン・エステバン修道院、貝の家などです。
●世界ランキング : 194位 ●分類 : 文化遺産 ●登録年 : 1988年 ●登録基準 :(i)(ii)(iv)

Caminos de Santiago de Compostela: Camino francés y Caminos del Norte de España(ナヴァ―ラ地方、アラゴン地方、ラ・リオハ地方、カスティージャ・イ・レオン地方、ガリシア地方)

サンティアゴ・デ・コンポステーラはエルサレム、バチカンと並ぶキリスト教の三大聖地となっています。サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の北スペインにおける道4区間と、16件の記念建造物群、合計20が世界遺産の登録対象になっています。「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」と日本の「紀伊山地の霊場と参詣道」と共に世界に3か所しかない「道の世界遺産」にも登録されています。
●世界ランキング : 139位 ●分類 : 文化遺産 ●登録年 : 1993年 ●登録基準 :(ii)(iv)(vi)

Pirineos - Monte Perdido(アストゥリアス地方、フランスと共同)

スペイン側のオルデサ・イ・モンテ・ペルディド国立公園、フランス側のガヴァルニー圏谷をはじめとするピレネー国立公園の一部から成る世界遺産です。標高3352メートルの山はピレネー山脈中3番目に高く、氷河の浸食によって生まれた圏谷の迫力ある大自然の景観と、村落や牧草地、山間の道、点在する干し草や穀類を入れる納屋などの牧歌的な光景が世界遺産になっています。
●世界ランキング : 130位 ●分類 : 複合遺産 ●登録年 : 1997年.1999年拡大 ●登録基準 :(iii)(iv)(v)(vii)(viii)

Centro histórico de Córdoba(アンダルシア地方)

1984年に「コルドバ歴史地区」として世界遺産に登録されたのち、1994年にメスキータやローマ橋などの建造物とユダヤ人街を指定し、新たに登録されました。イスラム教、キリスト教、ユダヤ教の3つの宗教・文化が入り混じった、複雑で独特の景観を今に残しています。
●世界ランキング : 129位 ●分類 : 文化遺産 ●登録年 : 1984年.1994年拡大 ●登録基準 :(i)(ii)(iii)(iv)

Ciudad histórica de Toledo(カスティージャ・ラ・マンチャ地方)

イスラム時代に造られた城壁が旧市街の北を守り、北を除く3方をタホ川が囲んでいる要塞都市は、1561年にマドリードに移るまで、栄えに栄えたスペインの首都でした。賢王といわれるアルフォンソ10世が、イスラム教徒もユダヤ教徒も迫害せずに町造りをした、3教徒の建造物が入り混じった旧市街全体が世界遺産になっています。、
●世界ランキング : 123位 ●分類 : 文化遺産 ●登録年 : 1986年 ●登録基準 :(i)(ii)(iii)(iv)

Catedral, Alcázar y Archivo de Indias en Sevilla(アンダルシア地方)

セビリアの大聖堂は1401年から1507年にかけて建てられた、世界最大規模のゴシック建築で、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂、ロンドンのセント・ポール大聖堂に次ぐ、世界で三番目に大きい大聖堂です。アルカサルは、歴代の君主により増改築が繰り返され、さまざまな様式が絡み合っています。スペイン帝国の世界交易の歴史を物語る資料が残されているインディアス古文書館はルネサンス様式の商品取引上でした。
●世界ランキング : 105位 ●分類 : 文化遺産 ●登録年 : 1987年 ●登録基準 :(i)(ii)(iii)(vi)

Ciudad vieja y acueducto de Segovia(カスティージャ・イ・レオン地方)

セゴビアの旧市街には、古代ローマ時代から中世にかけての建造物が多く残されています。「白雪姫城」として美しい姿を断崖の上に見せているアルカサルは、ディズニーの物語のモデルになりました。「大聖堂の貴婦人」と呼ばれる大聖堂がマヨール広場にあり、アルカサルとは反対側の旧市街のはずれには、ローマ時代にひとつの杭も使わずに造られた、全長728メートルの水道橋があります。
●世界ランキング : 88位 ●分類 : 文化遺産 ●登録年 : 1985年 ●登録基準 :(i)(iii)(iv)

Alhambra, Generalife y Albaicín de Granada

「イスラム建築の華」とも称されるアルハンブラ宮殿は、イスラムの王国が丘の上に築いた、イスラム最後の砦となった宮殿で、1492年キリスト教従軍に無血開城されました。ヘネラリーフェ離宮は1319年に王族の夏の邸宅として造営され、ネバダ山脈の雪解け水が引かれ、各庭園には池や水路、泉水が数多くあります。グラナダ最古の街並みが残るアルバイシン地区は城塞都市として発展し、かつてはアラブ人の居住区でした。
●世界ランキング : 75位 ●分類 : 文化遺産 ●登録年 : 1984年.1994年拡大 ●登録基準 :(i)(iii)(iv)

Ciudad vieja de Santiago de Compostela(ガリシア地方)

9世紀にキリストの12使徒のひとり聖ヤコブの墓がに見つかり、その棺が納められている「スペイン・バロック様式の傑作」といわれる、サンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂を終着点として、世界中からカトリックの巡礼者が集まってきます。大聖堂のある広場には、現在国営ホテルのパラドールになっている王立施療院、大学本部になっている貴族の館などがあります。
●世界ランキング : 47位 ●分類 : 文化遺産 ●登録年 : 1985年 ●登録基準 :(i)(ii)(vi)

Obras de Antonio Gaudí

スペインのバルセロナが生んだ天才建築家アントニオ・ガウディの建造物のうちの「サグラダ・ファミリア」「グエル公園」「カサ・ミラ」「カサ・ビセンス」「カサ・バトリョ」「グエル邸」「コロニア・グエル教会」の7件が世界遺産として登録されています。ガウディ亡き後、現在も建築が進められているサグラダ・ファミリアは、ガウディ没100年後の2026年に完成予定ですが、生誕のファサードと地下礼拝堂のみが世界遺産に登録されています。
●世界ランキング : 34位 ●分類 : 文化遺産 ●登録年 : 1984年 ●登録基準 :(i)(ii)(iv)

Parque Nacional de Doñana(アンダルシア地方)

スペイン南部のウエルバ県とセビリャ県、カディス県にまたがる、ヨーロッパでも最大級の自然保護区で、砂丘や雑木林、海岸やラグーンなどの多種多様な地形が複雑に混ざり合った、507220haにも及ぶ広大な公園内の半分以上は湿地帯です。渡り鳥や水鳥たちの楽園であり、絶滅危惧種であるスペインオオヤマネコの最後の隠れ家でもあることから、生物圏保護区、ラムサール条約登録地にもなっています。
●分類 : 自然遺産 ●登録年 : 1994年 ●登録基準 :(vii)(ix)(x)
スペインの世界遺産47件のうち、ランキングの分かっている16件と、おまけとして自然遺産の1件をご紹介しました。残る30件は、皆さんにはあまり知られていないような所ばかりですが、世界遺産に登録されているだけあって、全てが見事です。残る30件のご紹介をお楽しみに!
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://www.instagram.com/p/Bngc8ipgeEn/?tagged=medinaazahara