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鎌倉・竹林を歩く【2018年】おすすめ穴場スポットやアクセス情報など

2018.10.10

鎌倉の寺院や露地を歩くと、そこかしこで美しい竹林に出逢います。その鎌倉の各エリアにある有名な竹林、穴場の竹林など、鎌倉らしい竹林のあるスポットをアクセス方法や、見頃の時期、鑑賞にピッタリの茶席やカフェなどの情報と共に併せて紹介します。

  1. 鎌倉の竹林を往く
  2. 鎌倉の竹林8選!穴場スポットやおすすめの時期など:①報国寺
  3. 鎌倉の竹林8選!穴場スポットやおすすめの時期など:②英勝寺
  4. 鎌倉の竹林8選!穴場スポットやおすすめの時期など:③浄智寺
  5. 鎌倉の竹林8選!穴場スポットやおすすめの時期など:④明月院
  6. 鎌倉の竹林8選!穴場スポットやおすすめの時期など:⑤建長寺
  7. 鎌倉の竹林8選!穴場スポットやおすすめの時期など:⑥円覚寺
  8. 鎌倉の竹林8選!穴場スポットやおすすめの時期など:⑦長谷寺
  9. 鎌倉の竹林8選!穴場スポットやおすすめの時期など:⑧東慶寺
  10. おわりに
鎌倉には「竹林」を持つ寺社仏閣が多くあります。いや、鎌倉に限らず京都などにも「竹林」の美しさを際立たせる寺院は多数在りますが、そもそも「竹」は中国からの帰化植物というのが通説とされます。それが長い間に、あたかも日本の美意識を形成する大きな要素になっている気がします。竹や笹を見ると、学術的に、そもそも「木」なのか「草」なのか、そんなことも考えながら、鎌倉にある様々な竹林を紹介してまいります。
鎌倉で「竹の寺」といえば報国寺を指すほど美しい竹林で有名なお寺です。最近の「インスタ映え」のする鎌倉のスポットとしても大人気となりました。臨済宗の禅宗寺院の寺格としては諸山のあつかいですが、鎌倉に訪れる人のほとんどが拝観する有名寺院です。
京都に例を取るまでもなく、竹林は放置すると密集しますが、報国寺の竹林は、まさに適度な明るさと、竹林に入り込む風の音、そこで醸成される空気の質はまさに都会の喧噪に疲れている現代人、都会人の精神に一条の安寧をもたらします。
その気分は境内にある茶席「休耕庵」に寄り、一服の薄茶を頂くとき頂点に達するのかも知れません。竹林以外にも、中世の墓地である「やぐら」がそこかしこにあり、参道や塔頭にある、禅宗庭園からも簡潔で質素な雰囲気を感じます。ミシュラン・グリーンガイドに紹介されたことも手伝って、インバウンドの拝観も多いのも特徴です。
〈アクセス、拝観時間などの詳細情報はこちらで〉
鎌倉では珍しく、多くの江戸建築らしさを保つ建築群を持つ寺院。開基の英勝院尼は江戸城を建てた太田道潅ゆかりの女性で、徳川家康に使えた後尼僧になり、以來、江戸時代を通し徳川水戸家が住職を努めてきました。鎌倉でのこった唯一の尼寺となります。
仏殿、鐘楼などの文化財はつとに有名ですが、花の寺として、一年をとおして様々な花を楽しめるのもこの寺の人気の秘密です。白藤、紫陽花は言うに及ばず、彼岸花から冬は柊や椿の仲間も含め一年中楽しめることで、何回も行きたくなるお寺です。
重要文化財の書院の奥の竹林が美しく、小さいながらも散歩道も整備され、不定期ではありますが、書院で詫び茶を頂くことも出来る、静謐な空間美を堪能できます。竹林で有名なお寺もありますが、穴場的竹林散歩のお寺と言えそうです。
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禅宗の世界でいう鎌倉五山第四位の格の高い禅寺です。伽藍は方丈など一部の建築が残っているだけですが、苔むした階段をゆっくり登っていくと、浄智寺惣門、通称高麗門が見えてきます。さらに進むと2007年に再建された唐様の鐘楼に着きます。
境内の奥まで行くと小さいながらも美しい竹林が現われ、その奥に「やぐら」と呼ばれる、中世の墳墓が見えてきます。「やぐら」は鎌倉の切り通しなどに見られる独特な洞窟の形をとったお墓といえますが、時代の変遷と共に使われ方が変わって来たようです。
竹林に囲まれたその風景は、静かで秋の風と彼岸花の朱色がたいへん印象的です。また仏殿には、阿弥陀如来、釈迦如来、弥勒如来の木像三世仏坐像が鎮座し、室町期に作られたものですが、鎌倉彫刻の特徴を表していると言われています。
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毎年梅雨の季節になると、鎌倉のアジサイが咲き始めました、と明月院のアジサイがメディアでアナウンスされます。それほど関東の人には馴染みの深い花の寺「あじさい寺」がここ明月院です。
話しによると、戦後の復興期に参道の杭となるべき木材の不足から、手入れの楽なアジサイを杭の代わりに植えたことに「あじさい寺」の起源をもつとされます。かつては鎌倉五山に次ぐ関東十刹の筆頭の禅寺「禅興寺」の塔頭でしたが、明治初期を襲った廃仏毀釈の嵐の中で寺は廃絶、塔頭の明月院だけが残ったのいう縁起です。
寺内奥に入ると、竹林が見えてきます。境内の小路を囲むようにある竹林は、報国寺のような規模ではありませんが、気持ちを癒やすに十分な風情を醸し出しています。アジサイとは別に、新春の臘梅(ろうばい)、梅、花菖蒲といった花が咲く頃と、紅葉が色づく頃には「花の寺」の面目を良く表しています。
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その規模、寺宝の数々、歴的背景や禅宗の絶頂期に建立された、押しも押されぬ鎌倉を代表する寺格第1位のお寺です。鎌倉幕府のときの執権、北条時頼が中国南宋の高僧、蘭渓道隆を鎌倉に招聘した禅宗寺院として、全盛期には千人をこえる修行者がいたそうです。
伽藍配置はシンプルに一列に並び、堂宇のほとんどは度重なる火災や自然災害などで失うものの、そのつど再建され、当時の威容をいかんなく残し伝えています。巨大な寺域は多くの堂宇を持ちますが、需要文化財の三門(禅宗では山門とは書かない)、国宝指定された梵鐘を吊す鐘楼など見所がたいへん多い寺院です。
寺の再奥にある半僧坊まで行くと眺望が一気に開け、相模湾や遠く富士山も見ることが出来ます。そして目指す竹林もここにあり、広大な境内を歩いた後に、竹林を抜ける風に疲れがとれていく想いです。とくにこの辺りは紅葉の名所でもあり、竹林の鮮やかな緑と鮮烈な紅葉が織りなすコントラストは見事と言えます。
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寺域、寺格ともに建長寺に劣らない禅宗寺院。多くの塔頭(寺の高僧などの墓を守る人の住む寺の中にある小さなお寺、たっちゅうと読みます)の周辺に竹林が多く見られます。円覚寺は、元寇のおりの戦没者の菩提を弔うために建てられました。
日本人だけでなく、元の戦士も分け隔て無く弔っていることは、日本人のおおらかさを感じます。伽藍の堂宇の大部分は無くなってしまいましたが、神奈川県の唯一の国宝建築「舎利殿」は見逃すわけにはいきません。また梵鐘も国宝に指定されております。
現在でも活発に禅修行をする僧が多いことで活きている禅宗寺院という気がします。そのため週末は座禅会も催され一般の人も座禅をすることが出来ます。かつては島崎藤村、夏目漱石も参禅したという記録が残っています。
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鎌倉観光エリアの西方、大仏さまに代表される長谷。その中で、長谷寺は大きな十一面観音像を筆頭に、鎌倉では多くの仏像を有した寺院です。もう一つの見所、由比ヶ浜にもたいへん近い人気スポットで、「花の寺」としても有名なため、週末は多くの観光客で賑わいます。
寺内にあるお食事処「海光庵」からは由比ヶ浜を介して相模湾を見渡せる絶好のスポットが人を呼び、精進料理を現代風にアレンジした料理が人気を得ています。
経蔵周辺にある竹林は、たいへん小さな規模ですが、花の寺として、一年を通じて楽しめる長谷寺にとっては、一年中青々とした竹林は、様々な花との協和音を奏でるコラボレーション的に貴重な存在です。小さいですが、全体として大いに楽しめるお寺といえます。
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「縁切り寺」「駆込み寺」として余りにも有名な東慶寺。それだけでなく「花の寺」としても人気がありましたが、ミシュラン・グリーンガイドで三つ星を獲得してからは、さらに人気が上がりました。最も鎌倉らしく、日本的と判断されたのでしょう、四季の花を愛で、その清澄な空気に、心安らぐ景色は、一年中訪れる人が絶えません。
マンサクや梅の花に始まり、シャガ、ツツジ、もちろん紫陽花も、隠れた名所として人気を博し、イワタバコやイワカガミといった自生地の減った山野草が群落として見られるのも大きな魅力です。
なかでも、墓園に向かう道は、いよいよ静かで、苔むした階段や、小さいながらも、木漏れ日の通る竹林が思い切り気持ちの良い森林浴を楽しませてくれます。文豪夏目漱石が参禅したり、西田幾太郎、和辻哲郎、鈴木大拙などの偉大な哲学者のお墓があったりと、思いも掛けぬ楽しみに出逢うお寺です。
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いかがでしたか、鎌倉の有名な竹林、あるいは穴場の竹林を見て参りました。その大小に拘わらず、竹林に射す光に触れ、その中の清澄な空気を感じる鎌倉の竹林の旅を楽しんで下さい。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://www.flickr.com/photos/85999278@N00/27851697/