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イランの治安情報【2018年】旅行・観光時の注意点をまとめ

2024.02.25

イランといえば中東に位置する国ということで、治安が悪いイメージを持っている方も多いかと思います。海外旅行の際には現地の治安が気になるところですが、イランは果たして本当に治安が悪いんでしょうか。今回は、そんな疑問について詳しく解説していきます。

  1. 【イランの治安を知る前に】外務省による海外安全ホームページについて
  2. 【イランの治安を知る前に】外務省による危険レベル1〜4について
  3. イランの治安は良い?悪い?【外務省の見解】
  4. イランの治安は良い?悪い?【現地の実情】
  5. 【イランの治安考察①】現地でよくある犯罪
  6. 【イランの治安考察②】観光客が遭遇しやすいトラブル
  7. 【イランの治安考察③】トラブルを未然に防ぐための安全対策
  8. 【イランの治安考察④】イランの危険エリア
  9. 【イランの治安考察⑤】宗教上の注意点
  10. おわりに
引用: http://livedoor.blogimg.jp/ganbaremmc/imgs/d/d/dd0f1fc9.jpg
外務省による「海外安全ホームページ」では、各国の治安情勢や感染症情報などを危険レベル1〜4に分けて国または地域ごとに発信しています。この安全情報は、現地の状況によって変動する可能性があるため、渡航前にはその都度チェックするようにしましょう。また、治安や衛生面に不安がある渡航先である場合は、現地滞在時も安全情報の確認を怠らないようにしましょう。
引用: https://www.anzen.mofa.go.jp/info/image/hanrei_s.gif

レベル1:十分注意してください

レベル1に該当する地域へ渡航する場合は、身の回りの安全確保を怠らないように促す注意喚起です。このエリアへの渡航は禁止されておらず、観光目的の旅行の場合であっても渡航しても大丈夫です。地図上では黄色に塗られた地域がこれに該当します。

レベル2:不要不急の渡航はやめてください

レベル2に該当する地域への渡航は特別な理由がない限りは控えるように促す注意喚起です。渡航禁止にはなっていないものの、観光を目的とした旅行の場合は渡航を控えた方が良いでしょう。地図上では山吹色に塗られた地域がこれに該当します。

レベル3:渡航禁止勧告

レベル3に該当する地域へは渡航しないように促す渡航禁止の勧告です。また、現地滞在中の日本人に対しては、他の安全な地域への退避を余儀なくされる可能性があることを示しています。なので、現地滞在中の日本人の方はレベル3が発令されたら退避準備を始めると良いでしょう。地図上ではオレンジ色に塗られた地域がこれに該当します。

レベル4:退避勧告

レベル4に該当する地域に滞在する日本人に対して、他の安全な地域への退避を促す退避勧告です。非常に危険なエリアなためもちろん渡航は厳禁です。地図上では赤色で塗られた地域がこれに該当します。
引用: https://www.anzen.mofa.go.jp/attached2_master/2017T077/2017T077_1_Detail.png
上の画像は2018年9月現在の時点で発信されている外務省によるイランの安全情報です。首都テヘランなどを含む都市部のほとんどでレベル1が発令されています。しかし、アフガニスタンとパキスタンおよびイラクとの国境を接する地域やその周辺では、それぞれレベル2〜4の危険レベルが発令されています。
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特に国境付近に近づけば近づくほど危険であるため、観光を目的とした一般の旅行客が立ち入ることが不可能となっています。
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イランへの観光旅行や女性での一人旅経験のある方によると、結論から言ってイランは比較的治安が良い国であると評判です。その大きな理由としては、意外なことにイランの人々は親日家であるという要素が大きいそうです。
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なぜイランの人々が親日であるかというのは様々な理由があるのですが、主なものとして、日本とイランの間では政治的な問題や衝突などがほとんど発生していないからという理由があります。両国の間でいざこざが発生していないということは、イランの人々にとってとてもプラスイメージに働くそうです。
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いくら治安が良いとはいえ、イランでも邦人を狙った犯罪は発生しています。犯罪発生のデータを公表しているわけではありませんが、主な犯罪としては、金品や電気機器・スマートフォンなどを狙った強盗や、ひったくり・スリなどの窃盗が横行しているそうです。
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イランでは、上記の犯罪のほかにも観光客をピンポイントに狙った犯罪が発生しています。観光客をターゲットとした犯罪としてもやはり強盗・窃盗が多く、手口としては凶器や睡眠薬を用いた強盗や、バイクでのひったくりが多いそうです。
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観光地などで観光や写真撮影に夢中になっている間に、バッグから財布や貴重品を盗まれていたなんて被害もありますので注意しましょう。
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また、近年増加しているのが「警察官」を名乗るニセ警察官に荷物の検査を要求され、それに応じている間に私物を奪われるといったトラブルが多いです。また、女性を中心に痴漢の被害報告も多いため注意が必要です。
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上述のトラブルを未然に防ぐためには、滞在中の身の回りの安全確保を徹底する必要があります。まず基本的なこととして、夜間にむやみに外出することは避けましょう。こういった凶悪な犯罪は、夜間を中心に発生率が高まります。
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特に女性の場合は夜間の一人歩きは絶対にやめましょう。もし止むを得ず夜間の外出をする場合は、複数人で行動するようにし、徒歩ではなくなるべくタクシーや車移動にするよう徹底しましょう。
引用: https://4.bp.blogspot.com/-i5LxSYIUobg/VZt5elP7s8I/AAAAAAAAu7E/Vqr30O3_v6I/s800/police_keisatsu_techou.png
また、昼間の街歩きでは、多額の現金を持ち歩かない・華美で目立つ格好をしない・人通りの少ない道は避ける・危険と言われているエリアには近づかないなどの基本的な安全対策が大変重要となってきます。また、ニセ警察対策として、警察を名乗る者に荷物の提示を要求されたら身分証の提示を要求してみましょう。
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イランで女性に気をつけてほしい被害としては「痴漢」です。イスラム教の戒律が大変厳しいイランでは、現地の女性は髪や肌をしっかりと隠す服装を徹底しています。そこに、肌や髪の露出が比較的多い外国人の女性が現れると、現地の男性の性的欲求を刺激することにつながります。
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信じられないことかもしれませんが、現地の男性たちには「外国人女性は服装が自由=性的にもオープン」という風に捉えられることもあるのです。すれ違いざまに触れられたり、人混みの中でさりげなく痴漢されたりすることが多いので注意しましょう。もし痴漢に遭いそうになった場合は、嫌だという気持ちをしっかり伝えるなど毅然とした態度で接しましょう。
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上記でも触れた通り、イラク・アフガニスタン・パキスタンとの国境を接する地域を中心としてイランには危険なエリアが存在します。国を挙げての治安当局によるISIL集団の摘発は続いているものの、今後も大規模なテロが起こる可能性が大いに有りうるのです。
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観光目的の旅行客にとっては無縁な地域ではありますが、決して面白半分で危険なエリアに立ち入らないようにしてください。海外の治安の問題を軽視する行動は、時に命を落とす危険性が十分に有り得ます。
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イランは厳格なイスラム教国家なため、宗教上の決まりを事前に把握しておくことが大切です。まず、旅行客であっても髪や肌をスカーフなどの布で覆う必要があります。また、男女の区別が非常に厳しい国であるため、男性はとくに女性用のトイレや女性専用車両などに間違っても踏み入らないように注意してください。
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宗教の問題は、治安とはまた別の難しさがあり時に重大なトラブルに発展しかねません。現地の宗教的な習慣を事前に把握して「郷に入っては郷に従う」の気持ちで行動し、くれぐれも宗教を冒涜するような言動をしないように注意することが大切です。
引用: https://image.stworld.jp/tourimg/75277/pic_o/
今回はイランの治安状況と滞在時の注意点をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。みなさんもぜひこの記事を参考として、滞在時の安全対策を徹底するように心がけましょう。「日本とは違う」という意識が、自身の身を守ることにつながります。この意識を念頭に行動し、安全なイラン旅行を楽しんでくださいね。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: http://www.dreamgrowtour.com/wp-content/uploads/2013/IRAN/IRAN_ISFAHAN_2.jpg