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フランスの建築物の魅力や特徴は?代表的な有名建築物5選!【2018】

2024.02.25

世界でも貴重な文化遺産として、歴史的に有名な建築物やがたくさん残るフランスでは、古代ローマ時代の遺跡が当時の状態のままで見られ、現在でも実際に使われている建物も多く存在しています。そんな建築物の特徴や見どころを押さえ、フランス観光をより一層楽しみましょう。

  1. フランスの歴史的建築物【1】ビブラクト遺跡
  2. フランスの歴史的建築物【2】サン・ジャン洗礼堂
  3. フランスの歴史的建築物【3】サン=テチエンヌ大聖堂
  4. フランスの歴史的建築物【4】シャンボール城
  5. フランスの歴史的建築物【5】ヴェルサイユ宮殿
  6. おわりに
【ビブラクト遺跡】フランスのブルゴーニュ地方、アエドゥイ族の都だった遺跡です。ローマ時代以前の小石を緻密に積み上げられた建築様式の特徴とする城壁を見ることができます。紀元前56年~フランスは、ローマの支配下となっていた時代があり、当時のローマ人が建てた建築物には、必ずというほど大型の娯楽施設がセットで造られています。
そんな歴史からフランス全土に渡り、点在している数々の古代劇場は、現在もなおコンサートに使用されており、円形闘技場、公衆浴場などの遺跡も保存状態も良い環境で残されています。その中でも特に「オランジュ」、「アルル」などのプロヴァンス地方は、その昔ローマ帝国が栄えた場所であり、たくさんのローマ遺跡が残っています。
【サン・ジャン洗礼堂】3世紀になると、キリスト教の布教に伴い聖堂や教会が建てられるようになっていきます。こちらの「サン・ジャン洗礼堂」は4世紀のガリア建築技術を代表とする、フランスにおいても最も古いキリスト教建築が、ここ「ポワティエ」に建つ洗礼堂です。
簡素な外観に重厚な石造り、天井を支える壁は厚く、内部にはアーチ型の天井で広く見せて、小さな窓のため薄暗い特徴が見られます。10世紀以降はフランスの南部からロマネスク建築が広まっていき、フランス建築が飛躍してきた表れと言えます。
【サン=テチエンヌ大聖堂(ブールジュ大聖堂)】ブルゴーニュ北部に建つ世界遺産として有名な大聖堂。1135年~1168年に建造され、ゴシック建築の先駆けとなった建物です。12世紀にロマネスク建築の最高潮を迎え、そこからゴシック建築が時代と共に花開いていきます。「イル・ド・フランス」など北部の地域を中心に発展し、続々と新しい建築技術が生まれました。
天井を高く開放的にすることで、窓も大きく取れるようにし、その結果、内部が明るくなります。そして大きくなった窓には、色鮮やかなステンドグラスがはめ込まれ、芸術的な部分が増し華やかな美しさが特徴的です。その中でも、ゴシック様式の教会で見られるアーチ型の天井とそれらを支える円柱、そしてその円柱が規律良く並ぶ姿は見事に美しい建築美ではないでしょうか?
【シャンボール城】ロワール地方は、ルネサンス建築のお城が点在している地域です。こちらの「シャンボール城」に、「アゼ・ル・リドー城」も必見の建物です。16世紀に入り、イタリアで人気のルネサンス建築がフランスに入り始めました。ルネサンスの特徴として有名なのが、その高い装飾美と言えますね。そのため王族や貴族の城館に採用されることが多くなっています。
時代と共に要塞の役目は必要なくなり、防御するよりもより美しいものを競う時代の表れでしょう。大聖堂や教会の建物は、ゴシック建築ですでに造られていますので、ルネサンス様式による建造は必要なかったようで、そのため宗教建築にはゴシック様式が多く見られます。
【ヴェルサイユ宮殿】バロック様式を代表とする建築として世界中に誇る有名な宮殿ですね。もともとは、17世紀になり、豪華絢爛なルネサンス様式から、落ち着いた古典建築が好まれる時代となっていきました。ギリシャとローマの古代文化の特徴である、装飾の簡素化とシンプルな構造が求められたのです。
古典主義建築にモニュメント的なひと味加えたものを、バロック様式とされ、広場から見た都市計画をベースに造られているのが、この時代の特徴と言えます。
いかがでしたでしょうか?ここまでフランスを代表する建築物を歴史の古いものから5選まとめてきました。世界的に重要な歴史をもつ建築物が点在するうえに、非常に状態の良い建物がたくさん見られる事が、まず素晴らしいです。きっと貴重な体験になりますので、色々な地方の建物をたくさん巡ってみてください。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://www.instagram.com/p/BouOfDOHLbd/?tagged=chateaudechambord