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フランスのモンサンミッシェルを観光しよう!魅力や行き方など解説!【2018】

2024.02.25

年間約300万人もの観光客が訪れるといわれている、フランスの世界遺産モンサンミッシェル。ドラマティックな歴史や特徴のある地形など、観光の魅力に溢れたエリアとなっています。今回はそんなフランスのモンサンミッシェルの行き方や観光の詳細情報についてご紹介します。

  1. フランスのモンサンミッシェルの魅力とは
  2. フランスのモンサンミッシェルの行き方
  3. フランスのモンサンミッシェルの起源と歴史
  4. フランスのモンサンミッシェル観光の魅力①グランド・リュー
  5. フランスのモンサンミッシェル観光の魅力②ラ・メルヴェイユ
  6. フランスのモンサンミッシェル観光の魅力③ガブリエルの塔とファニの城壁
  7. フランスのモンサンミッシェル観光の魅力④モンサンミッシェル修道院
  8. フランスのモンサンミッシェル観光の魅力⑤サン・ピエール教会
  9. フランスのモンサンミッシェル観光の魅力⑥名物のふわふわオムレツ
  10. まとめ
モンサンミッシェルはフランスにある世界遺産のひとつで、パリから400キロほど離れたフランス西海岸のサン・マロ湾に浮かぶ島のことをいいます。島の中心部にある修道院はカトリックの巡礼地として有名なだけではなく、ゴシック様式やロマネスク様式などいろいろな建築方式がミックスされている見事な造りで人気のある観光地になっています。
以前は満潮になると島への道が沈み、孤島と化していましたが、現在では堤防により潮の干満に関係なく行くことができるようになりました。しかしその堤防で砂が沈殿、堆積するようになり、「西洋の驚異」と称されるような海に浮かぶ孤島の姿は見ることが難しくなってしまいました。
モンサンミッシェルへの行き方には3パターンの方法があります。自分で鉄道とバスを乗り継ぐ行き方、現地ツアーに参加する行き方、レンタカーを借りる行き方です。個人旅行で行くなら、鉄道とバスを利用して行きましょう。パリ方面から行く場合はTGVでレンヌ(RENNES)まで行くのがおすすめです。TGVは事前にオンライン予約も可能なので、計画も立てやすいです。レンヌからはシャトルバスが出ており、モンサンミッシェルの対岸まで行けます。
対岸からは無料シャトルバスが出ています。現地ツアーはフリープランのものもあれば、島内宿泊ツアーや他の観光とセットになっているツアーまでいろいろあるので、比較してみるのがよいでしょう。自力で行くのが難しいと思ったり、言葉に不安がある人にはツアーが向いています。レンタカーを借りる場合には、基本的にオートマではなくマニュアル運転であることと左ハンドルであることに注意しましょう。
西暦708年、アヴランシュの司教オベールが、大天使ミカエル(サンミッシェル)のお告げを夢で聞いたことがモンサンミッシェルの始まりです。11世紀には海に浮かぶ岩山の上にキリスト教の大聖堂が建てられ、その後修道院が建てられました。13世紀にはゴシック様式の建物が増築されました。14世紀のイギリスとの百年戦争時には城塞として活躍し、フランス革命後やナポレオン統治時代には監獄として使用されました。
1966年に修道士が再び戻って来て以来、世界遺産にも登録され人気の観光地となりました。モンサンミッシェルは1日の中でも朝昼夜と、太陽の方向によって景色が変化して見えるので、何度でも楽しむことができます。特に夕暮れ時から夜にかけては光と影のコントラストが美しく、徐々にライトアップされていく様子は幻想的でもあります。
モンサンミッシェルは、昔は城塞として機能していたため島全体が城壁で囲まれています。その内部にはグランド・リューと呼ばれるメインストリートがあり、レストランやお土産ショップなどで活気に溢れています。グランド・リューは修道院まで伸びています。島内は石畳がメインで階段も非常に多いので、歩きやすい靴やスニーカーで行くようにしましょう。
島にはラヴァンセ門、大通り門、王の門と3つの門があります。王の門をくぐり抜けるとグランド・リューに入りますが、以前は巡礼者が通った道といわれています。昼間は観光客で賑わい、歩きながら眺めているだけでも楽しいグランド・リューですが、思ったよりも曲がりくねった細い坂道なので、坂道に気をつけて上りましょう。
教会北側にあるラ・メルヴェイユは「驚嘆」を意味し、修道院内の3層構造の居住空間を指します。中央部分に薬草などが植えられている花壇があり、それを囲むように円柱が建ち並んでいます。ゴシック様式の列柱廊に囲まれたエリアは壮大で、石造りの円柱が美しくて引き込まれる景観となっています。
ラ・メルヴェイユの回廊からは食堂や厨房、教会や寝室、古文書保管室などへアクセスできる仕組みになっており、素晴らしい石造りの円柱と重量を軽くするための工夫、各所へアクセス可能な合理的建築構造には、まさに驚きが隠せません。13世紀初めの頃には、祈りと瞑想の場として礼拝の行進が行われたといわれている回廊は、圧巻のひと言に尽きます。
ガブリエルの塔は、1524年にモンサンミッシェルの西側に建築された塔で、城壁の一部が海に突き出しているような可愛い形をしています。防衛用として大砲が置かれたり、牢獄や見張り塔として利用されていました。全方向からの攻撃に応じられるシステムは、当時最先端の設備でした。19世紀以降は、灯台の役割を果たしています。
ファニの城壁は修道院西側にある軍事要塞で、イギリスとの百年戦争の期間には修道院を守るために重要な防衛ラインとしての役割を果たした建物です。ファニの城壁付近は観光客もあまり多くないので、ゆっくりと見学することができます。干潮時に訪れると、ここから海岸線をぐるりとめぐり、北西のサントベール教会を経由して島を一周することができます。
モンサンミッシェル修道院は3階層からなっています。入口の門をくぐったところにある踊り場が、下層階の哨戒の間です。ここまでは無料で見学できますが、ここから先はチケットを購入しないと先へ進めないようになっています。大階段を上ると、右手に教会が、左手に修道士たちの居住棟があります。中層階には王や貴族たちを迎えた迎賓の間があり、美しいアーチ型をした円柱と高い天井が印象的な空間です。
迎賓の間を抜けると太柱の礼拝堂があります。暗い部屋の中に光が差し込む箇所があり、厳かで幻想的な雰囲気を醸し出しています。南北階段は、ロマネスク様式が美しい階段となっています。上層階の西のテラスからは、ブルターニュ地方からノルマンディ地方まで見渡すことができます。修道院内の教会は、ゴシック様式などさまざまな様式が合わさって構成されています。尖塔の先には黄金のミカエル像が飾られています。
サン・ピエール教会は11世紀に岩山を削る形で作られた、大天使ミカエルを祀る教会です。完成したのは17世紀で、長い時間をかけてできあがった建物です。入口にはミカエルのお告げを聞き、百年戦争を勝利に導いたといわれるジャンヌ・ダルクの像が飾られていて、記念撮影のスポットとなっています。教会内部には、銀で造られた聖ミカエルの像や、美しいステンドグラスがあります。
サン・ピエール教会はモンサンミッシェル修道院の途中にある小さな教会なので、見過ごしてしまわないように気をつけましょう。祭壇の両側にあるステンドグラスから光が教会内部に差し込み、厳かな雰囲気を醸し出しています。地元の人のための教会なので、静かで聖なる場所といった雰囲気が漂う、柔らかくて温かみのある教会です。
モンサンミッシェルの名物グルメといえば、オムレツです。お腹が空いた巡礼者のために、手早く作れて栄養価が高いものとして考え出されたのが、オムレツでした。卵を3倍になるくらいまで泡立てて作るので、ふわふわとした食感が特徴で、バターの風味が効いた仕上がりになっています。
スフレのようなふわふわとした食感が特徴のオムレツ以外にも、海からの塩分が多く含まれた草を食べて育ったプレサレという羊の料理がモンサンミッシェルでは有名です。グランド・リューにはたくさんのレストランもありますので、旅の途中でひと息つきたい時には、美味しいお料理もぜひ味わってみてくださいね。
いかがでしたか? 今回はフランスのモンサンミッシェル観光の魅力や、モンサンミッシェルへの行き方についてご紹介しました。モンサンミッシェルに行かれる際には、ぜひ参考にしてくださいね。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://www.instagram.com/p/BpH2MbhCHuy/