ロサンゼルスとグランドキャニオン間の距離はおよそ500マイル弱、約800kmです。所要時間は車で片道約10時間・飛行機だと片道1時間半程度で到着します。グランドキャニオン周辺は車があると観光に非常に便利ですが、ロサンゼルスからの距離はかなり離れていますよね。では、以下よりロサンゼルスからグランドキャニオンへの行き方をチェックしてみましょう。

個人手配でロサンゼルスからグランドキャニオンへ行く場合のアクセス方法をご紹介いたします。

まず飛行機で行く場合ですが、ロサンゼルス国際空港・グランドキャニオン空港間の直行便は就航しておりません。そのため、ロサンゼルス空港からフラッグスタッフにある空港まで行き、空港からレンタカーやバスを手配してグランドキャニオンまで向かう必要があります。空港からグランドキャニオンまでの所要時間は約1時間半ほどが目安となります。個人で飛行機で移動する場合は、航空券の手配だけでなくレンタカーやバスの手配も忘れずに行いましょう。

上述の通り、ロサンゼルスからグランドキャニオンまではおよそ500マイル弱、約800kmの距離があります。車の運転が好きな方は不可能ではありませんが、片道約10時間ほどはかかってしまうんです。道中は荒野地帯が長く続きますので、景色が様変わりせず途中で飽きて眠たくなって来てしまう可能性もあります。途中で立ち寄れる観光スポットがあり、数日かけて周遊する方はもちろん車でも大丈夫です。しかし、1週間ほどの短期旅行などで来ていて目的地がグランドキャニオンのみの場合はあまり現実的な移動手段ではありません。

ロサンゼルスからグランドキャニオンへの日帰り観光の可否ですが、結論から言うとツアーを利用すれば十分可能です。ロサンゼルスからグランドキャニオンへは、バス・飛行機・小型機などによるツアーが催行されています。

その中でも、小型機を使ったツアーは日帰りプランのものがありますので、それに参加すると良いでしょう。移動で往復3時間、観光で約3時間ほどのプランですので、所要時間は計7時間程度のツアーとなります。料金は約5万円前後となり、アメリカでの滞在に時間があまり取れない弾丸旅行の方などに大変おすすめです。

また、ツアーを利用した場合は現地までの移動手段など全て手配してもらえますので楽ちんですよね。グランドキャニオンでの宿泊ツアーなどもありますので、個人的にはグランドキャニオンへの観光はツアー利用が一番おすすめです。日帰りの場合は主要スポットへ向かって写真撮影を行うのみで終わってしまいますが、宿泊をすればグランドキャニオンでのハイキングや日の出などを楽しむことができますよ。

ロサンゼルスからグランドキャニオンまでの行き方を説明しましたが、車やバスでまっすぐ向かうには少し遠いと思いませんか？写真のように周辺に何もない道を何時間も走ることになります。それでは次にロサンゼルスとグランドキャニオンの間にあり、少し寄り道して観光することをおすすめするスポットをいくつか紹介します。

最初に紹介するのは、カリフォルニア州にあるデスバレー国立公園です。デスバレーはアメリカ内で最も暑くて、乾燥している渓谷です。夏場はあまりに暑いため行くことをおすすめしませんが、秋から春ならぜひ立ち寄ってみましょう。写真のように一面に硬い岩塩が広がる悪魔のゴルフコースを筆頭に、西半球で最も海抜が低いバッドウォーターベースンや渓谷を一望できる展望台のダンテスビューは必見です。不思議な景色が見られるカリフォルニアの穴場スポットです。

カジノの街として知られるラスベガスは、ロサンゼルスとグランドキャニオンのちょうど中間に位置しています。日本からの直行便のないラスベガスには、ロサンゼルスからバスや飛行機でアクセスしましょう。レンタカーで旅行する場合には、ロサンゼルスからグランドキャニオンまでの休憩ポイントとして、ここで一泊して観光するのもおすすめです。

グランドキャニオンまで向かう途中に、歴史的な国道のルート66を横切ります。とくにキングマンやセリグマンなどの都市には昔ながらのレストランがあるため、ここで昼食を探すのもいいでしょう。さらに66と書かれたグッズが多数置かれたギフトショップもあるので、お土産探しにも適した場所でした。またキングマンからセリグマンまでは高速道路が走っていますが、ルート66を使って昔ながらの景色を楽しむこともできます。ルート66は想像以上にまっすぐな道なので、アメリカらしいドライブを経験できますよ。

パワースポットとして、世界中から観光客を集めているセドナ。グランドキャニオンまで行くときに、十分立ち寄れる範囲内にあります。セドナは赤茶色の特徴的な岩山に囲まれている小さな街です。カセドラルロックやベルロックのような変わった形の岩もありますので、周辺をハイキングしながらスピリチュアルな癒しを感じてみましょう。こちらの写真はエアポートメサと呼ばれる、空港の周辺からの景色です。

グランドキャニオンは山の気候となります。富士山でいうと5合目、標高は2000メートルにもなります。日中と朝晩の気温差が激しいので、昼間は暑くても防寒対策をしっかりとしておきましょう。

また、夏場は天気が変わりやすく突然の雷雨が発生する可能性もありますので、レインコートや雨具などの準備を怠らないようにしましょう。日中のハイキングの際には強い日差しが予想されますので、サングラスや日焼け止めクリームなどを利用して紫外線対策も忘れずに。

今回は、ロサンゼルスからグランドキャニオンへの移動手段やグランドキャニオンでの注意点など、観光に役立つ情報を一挙お届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。お立ち寄りの際はぜひ参考にしてみてくださいね。