石川県は、北陸地方の１つで、本州のほぼ中央部にある、日本海に面した細長い形をしている県です。人口は、約120万人です。石川県は、その昔、「加賀の国」、「能登の国」と呼ばれていた２つの国がひとつになった地域で、現在も地域的には、白山地帯と加賀平野からなる、加賀地方と、日本海に突き出た半島の能登半島に分けられています。石川県の県庁所在地である金沢市や加賀市、小松市がある加賀地方は、加賀温泉郷や一大景観を示す白山などで知られています。一方、能登半島は、美しい海岸があり、自然豊かな場所が多く残り、どちらも観光資源には恵まれた魅力いっぱいの場所です。どこに行ってもおいしい食材があり、特に新鮮な海鮮は絶品です。

北陸地方にくると「弁当忘れても傘忘れるな」という有名な言葉があります。晴れていたかと思うと突然雨が振りだすなどは日常茶飯事で、石川県の特徴といえるでしょう。しかし、晴れていても、雨でも、雪でも情緒が味わえる魅力たっぷりの石川県です。

金沢市を中心とした加賀地方の焼き物「九谷焼」。九谷焼は、前田家の支藩である、前田利治の命を受け継いだ後藤才次郎という藩士がつくりはじめたと伝えられます。色彩豊かな絵柄が特徴で、豆皿やコップなど、金沢のお土産としておすすめの焼き物です。

九谷焼と並んで加賀を代表する名産品というと「加賀友禅」があげられます。巧みなぼかし技術と繊細な模様がおりなす加賀友禅は、古くから加賀地方にあった、「加賀染め」をもとにして、江戸時代に京都の友禅染の技法を加えて作り始められました。近年までは市内を流れる川で友禅流しが行われてきましたが、近年では、人工的な清流をつくりそこで友禅流しが行われています。金沢の情緒を伝える美しい風物詩として知られています。近年では、加賀友禅のアクセサリーや雑貨もたくさん作られていて、身近な伝統工芸品として人気があります。

石川県の県庁所在地、金沢市。加賀百万石の城下町として知られる金沢市は、今もなお、町のそこかしこに歴史の面影をのこし、しっとり落ち着いた情緒あるまちです。金沢市では、九谷焼や加賀友禅、金箔を中心とした産業に加え、さまざまな観光名所がある石川県の中心です。市内には日本三名園のひとつ「兼六園」や、桜の名所として知られる金沢城跡、金沢三十間長屋、加賀百万石の当時を思い浮かべる武家屋敷跡、東茶屋街など金沢市全体が観光の街となっています。21世紀美術館も人気の美術作品が多く展示されていて、全国からたくさんの人が訪れています。こんなに見所がたくさんあり、魅力のたっぷりつまった石川県のおすすめのお土産を紹介いたします。

金沢に本店をかまえる人気の甘納豆屋さん「かわむら」。かわむらは2001年に開業した新しい甘納豆さんですが、開業当時からずっと人気のお店で、西茶屋街にあり、金沢でしか買えないお土産です。芸妓さんから常連様への「茶屋街のおもたせ」として始まり、金沢を代表するお菓子となりました。茶屋街に行ったついでにぜひ食べてほしい一品です。

このお店の人気の秘密は、味の美味しさはもちろんですが、 パッケージがとってもかわいいところ！

おしゃれでかわいいデザインは、女性のこころをくすぐること間違いなしです。

また、甘納豆はやわらかく食べやすいサイズなので、ご年配の方へのお土産にもピッタリです。

甘いものが苦手な方でも食べられる、甘さ控えめなこちらの甘納豆は、食べだしたらとまらない美味しさです。

定番の甘納豆から、季節限定の味もあるのでせぜひ訪れてみてください♪

美味しいきんつばのお店「中田屋」。1934年、昭和9年創業の老舗和菓子店です。

創業当時から変わらぬ優しい味で、地元の方から愛され続けています。

このお店の定番のお菓子は「きんつば」で、優しい味わいと奥深い甘さが特徴です。

子供からご高齢の方まで安心しておいしく食べられるように、田中屋のきんつばは、甘さ控え目につくってあります。

きんつばの味の決め手となる小豆には大納言小豆をが使用されていて、その大納言小豆は北海道産の厳選されたものしか使用されていません。

きんつばと言えば甘いという印象が強いですが、その甘さが引き立つよう加えられたお塩がアクセントになっていて、一度食べると忘れられない味です。一つ一つ丁寧に作り上げられた金沢自慢のきんつばをぜひ一度は味わってみてください。

多くの人に親しまれている中田屋のきんつばは、ご年配の方や職場のお土産にもおすすめです。

ルミュゼドゥアッシュは金沢で人気のスイーツのお店です。北陸や能登の食材をふんだんに使い、素材の美味しさを味わえるスイーツの数々を作り出しています。味はもちろん見た目にもとてもこだわっており、お菓子のアートと言われているのがここのスイーツです。金沢ではとても有名で、手土産によく使用されています。

このお店でおすすめしたいお土産が「YUKIZURI」。雪吊りとは、金沢の兼六園で見られる冬の風物詩です。

雪吊りとは、雪の多い北陸地方や、東北でみられるもので、冬の間雪がたくさん降るため、木の枝などが折れないように縄で枝を保持することを言います。日本三名園に数えられている石川県金沢市の兼六園でも、毎年雪吊りがおこなわれています。

その雪吊りをイメージしたのが「YUKIZURI」というお菓子。フランスの伝統菓子のひとつ、サクリスタンをもとに作られたお菓子で、北陸のお米でつかったサブレをパイに重ねたサクサクのお菓子です。何種類か味があるので、数種類買って食べ比べをするのもいいですね。和と洋が合わさったお土産にぴったりなこだわりのお菓子です。

石川県金沢市に本店をかまえる「まめや金澤」。まめやという名前の通り、豆を使ったお菓子が人気のお店で、金沢でこだわったお菓子を提供しています。

このお店でおすすめしたいお土産が、しみみほうじ茶チョコです。しみみほうじ茶チョコは、チョコが染み込んだ黒豆のおかきです。

甘さとしょっぱさが融合したやみつきになるお菓子で、一口サイズのおかきが、一つずつ梱包されているので、職場などへのばらまきお菓子としてもおすすめです。

特筆すべきなのは、パッケージのかわいさです！！九谷焼の作家の方が遊び心で容器に絵柄を書いたことがきっかけで、このパッケージが生まれました。

女性に人気のかわいいパッケージは、うさぎやぱんだ、犬、猫などが書かれており、なんと今でも職人さんが一つずつ手書きで書いているんです！！

通年の柄に加えて、季節限定のお花などの絵柄もあるので、何度行っても楽しめるお店です。

まめやと聞くと、和の印象が強いですが、和と洋菓子とのコラボもたくさんありますよ。

金沢へ行った際は、ぜひ足を運んでみてくださいね。

大正6年創業の金沢の老舗和菓子店「小舟」。金沢400年の歴史にも負けない、古い歴史をもつお店で、現在三代目の方がお店を営んでいます。地元の方からも愛されている老舗で、創業当時から人気なのが「柴舟小出」というお菓子。このお店の定番のおせんべいで、しょうが蜜がぴりっときいたさっぱりとしたおせんべいです。

「柴舟」は、柴を運ぶ川船のことで、そのかたちに似せて反らして焼かれているのがこのおせんべいです。薄く香ばしく焼き上げられた白いおせんべいを見ると、柴舟に雪が積もっている様子が連想されます。

しょうが汁と砂糖が塗られており、ぴりっと甘いしょうがの味が口いっぱいに広がり、くせになる味のこのおせんべいは、加賀の銘菓、柴舟として親しまれてきました。その柴舟の中でも、小舟の「柴舟小出」が人気で全国的に有名です。

子供から大人まで飽きのこない味です。日持ちもしますし、一つずつ個包装されているので、会社のどへのお土産にもぴったりです。

北陸新幹線が描かれている「北陸新幹線サクサクサブレ」。金沢にいってきたことが一目でわかるおすすめのお土産です。

このサブレは、2015年に開業された北陸新幹線がモデルになっています。

数種類の絵柄のサブレが入っていて、お子さんにも楽しいお菓子ですね。

どこか懐かしい優しい甘さのサブレは、ひとつずつ個包装されていますし、日持ちもするので、バラマキ用のお土産にもってこいのお菓子です。

かわいい雑貨のお土産なら「かなざわ 美かざり あさの」がおすすめ。

様々なチャレンジを続けている金箔屋の「箔一 HAKUICHI」が運営しています。

金沢女性の美意識を届けることをコンセプトとした伝統工芸のセレクトショップで、加賀を代表するかわいい雑貨が買えます。

金沢で有名な「九谷焼」もたくさん販売されています。豆皿やそばちょこなど買いやすいお値段の商品も多く、お気に入りの絵柄を探すのも楽しいですね。

金箔体験をすることもでき、食器からコスメまで金沢ならではの商品が販売されているので、是非立ち寄りたいお店です。

まかないこすめは、天然素材の化粧品で、石川県金沢の伝統工芸である、金箔屋のまかないとしてつくられました。

金箔製造を担っていた女性たちが、自分たちのお肌の試し、試行錯誤を繰り返し、100年の時間をかけてつくられた和コスメです。

お肌に優しいものだけを使った、天然素材化粧品のため、女性が喜ぶこと間違いなしです。

石川県金沢の人気のばらまき土産を紹介してきました。いかがだったでしょうか？

お菓子から雑貨、コスメまで、金沢ならではの商品がたくさんあり、金沢の魅力を改めて感じます。

こちらを参考にお好みのお土産を見つけてみてください♪